中毛

雙林寺 山門小僧と総門の鶴(群馬県渋川市)

そうりんじ さんもんこぞうとそうもんのつる雙林寺七不思議の1つ左甚五郎作の木彫りの像が夜な夜な徘徊して修行僧に禅問答を仕掛けた(動く絵や像)怒った住職が片手を切ると、それ以降出現しなくなったが、片手のまま山門にある総門の鶴の像も夜な夜な抜け...
郡内

福源寺 鶴塚(山梨県富士吉田市)

ふくげんじ つるづか始皇帝の命を受けて不老不死の仙薬を求めて日本に来た徐福は富士山麓に至り、この地で亡くなったその死後、3羽の鶴が市中に現れるようになり、徐福の化身であるとされた元禄11年(1698年)にそのうちの1羽が死んだため、役所に申...
河内

鈴見の松(大阪府枚方市)

すずみのまつ鈴見という男がある時傷ついた鶴を助けたが、そのすぐ後に一人の女が訪れ、いつしか一緒に住むようになった老母の死後、鈴見は女と結婚して男の子を一人もうけた(物報恩譚:異類婚姻譚)子が5歳の時に女は子を連れて山に登り、自分は天女(天人...
広島廿日市

龍石(広島県広島市安佐南区)

たついし安芸の武田義信(武家)は家臣の菩提を弔うための大寺院建立の土地を求めていたある時、2羽の鶴が巨石に舞い降りて来るのを見て、この地に寺院を建立した(創建伝説)龍石の名は、長さ8mの巨石の姿が龍に似ていることから付けられた(名石)『日本...
日田竹田

不断鶴(大分県九重町)

ふだんづる朝日長者七不思議の1つ長者の屋敷に棲み着いたつがいの鶴は、代々途切れず棲み着いていたため“不断鶴”と呼ばれた心ない猟師によって鶴が殺され、その供養の墓が残されている(鳥獣墓)『日本の伝説49 大分の伝説』(角川書店)p.32大分県...
東讃

白鳥神社(香川県東かがわ市)

しろとりじんじゃ日本武尊の魂が化身した白鶴が西へ飛び立ち、最後に辿り着いた地この地で鶴は死に、廟が建てられたことから始まる(創建伝説)『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p.36日本伝承大鑑:香川県東かがわ市 松原
東讃

鶴羽明神(香川県さぬき市)

つるわみょうじんこの地に、西から飛んできた白鶴が羽を休め、再び東へ飛んでいった(地名の由来)白鶴は日本武尊の化身であり、白鳥神社へ向かったとされる鶴が落としていった羽が御神体となっている『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p.34香川県...
村山

鶴子神社(山形県大石田町)

つるこじんじゃある者が親子の鶴を見つけ、子鶴を捕らえた家に持ち帰ったところ、親鶴が襲いかかってきて、地面にぶつかり死んだ親子の情愛を悟り、2羽の亡骸を埋めて祠を建てた『日本の伝説4 出羽の伝説』(角川書店)p.62山形県大石田町 田沢
村山

鶴脛の湯(山形県上山市)

つるはぎのゆ月秀という僧侶が、足を痛めた鶴が水に浸っているのを見て見つけた温泉現在の上山温泉のこと『日本の伝説4 出羽の伝説』(角川書店)p.28山形県上山市 湯町
置賜

鶴布山珍蔵寺(山形県南陽市)

かくふざんちんぞうじ金蔵という男が鶴を助けてやったところ、その夜、妻にして欲しいという女が訪ねてきた女はあるものを作るので7日間部屋を覗かないよう言ったが、金蔵は中を見てしまった(見るなの禁止)女の正体は鶴で、恩返し(動物報恩譚)のため自ら...