龍宮

さいたま川口

慈眼寺 八百比丘尼の碑(埼玉県さいたま市西区)

じげんじ やおびくにのひ若狭国に住む通鴻という者が龍宮へ行き、土産に貰った人魚の肉を娘が食べ不老不死となった娘は八百比丘尼となり、武蔵の地に長年住み続けたが何処ともなくいなくなった一説では、800歳でこの地を訪れた尼は、善政を敷く領主に残り...
東毛

権現沼(群馬県板倉町)

ごんげんぬま椀貸伝説があり、“膳棚の沼”とも呼ばれる沼の主は権現様と呼ばれ、正体は白蛇とされる沼は龍宮に通じており、そこにいる亀が前腕を運んでいたが、ある者が蓋を返さなかったため亀は現れなくなった『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p...
北毛

琴橋(群馬県長野原町)

ことばし吾妻川に架かる橋の下の水底には龍宮があるとされ、証文を入れて必要分の膳椀を借りることが出来た(椀貸伝説)欲深な者が借りっぱなしにしていたところ、膳椀ごと家が全焼して借りた者も狂死した(強欲の報い)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川...
北毛

鏜々渕(群馬県高山村)

どうどうぶちある男が淵に鉈を落としてしまい、取りに入ると底に機織をする娘がおり、三日三晩歓待した(龍宮)戻ってきて淵の底の歓待を懐かしく思っていると、泉照寺の住職が法力で酒の入った瓢箪を浮かび上がらせたそれ以降、淵にお願いして膳椀を借りる者...
北毛

吹割瀑(群馬県沼田市)

ふきわればく滝壺の底が龍宮に通じるとされ、必要な数を書いて頼むと膳椀を貸してくれた(椀貸伝説)3日以内に礼状を添えて返す決まりを、誤って1組分だけ期日後に返却しようとしたが、膳は戻らず以降貸さなくなった返却出来なかった膳椀(食器)が現在も残...
北毛

釜の淵(群馬県沼田市)

かまのふち四釜川にある深い淵で、底に穴が開いていて龍宮に通じており、河童が棲むとされるこの淵で釣りをしていた者の足の親指に蜘蛛が糸を絡めて、水中に引きずり込もうとした『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.59群馬県沼田市 堀廻町
中毛

龍神宮(群馬県伊勢崎市)

りゅうじんぐう広瀬川(河川)の底に龍宮に繋がる場所があるとされ、浦島太郎と同様の伝説が残る阿感坊という者が淵に鉈を落としたため潜っていくと、底に御殿があり乙姫がそこにいた3日間だけ鉈(刃物)を貸して欲しいと頼まれ、3日後に戻ると3年の月日が...
南薩

龍宮神社(鹿児島県指宿市)

りゅうぐうじんじゃ龍宮伝説発祥の地である長崎鼻にあり、浦島太郎が乙姫(豊玉姫)と出会った場所とされる縁結びの御利益で有名神社周辺に産卵に来るウミガメは浦島太郎を乗せた亀の子孫とされる『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書店)p.98鹿児島...
南薩

玉の井(鹿児島県指宿市)

たまのい龍宮城の門前にあり、豊玉姫が朝夕いつも使っていた井戸で、なくした釣針を探していた彦火火出見尊とこの場所で出会った日本最古の井戸とされる『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書店)p.96鹿児島県指宿市 開聞十町
峡南

▲高前寺 ウボ穴(山梨県市川三郷町)

こうぜんじ うぼあな高前寺本堂下にある竹藪にある洞穴で、必要数を紙に書いて穴に入れると、翌日に膳椀などを貸したこれらの食器類は龍宮から借りたものとして龍宮皿と呼んだ(椀貸伝説)ある時ある者が10人前を借りたが、1人分を壊し、もう1人分を紛失...