尾張十五の森跡(愛知県春日井市) じゅうごのもりあと明応3年(1494年)、毎年起こる川の氾濫に対し「15歳となる娘を龍神の生贄にすべし」との占い師の言に従ったくじで庄屋の娘が人柱となり、箱ごと土手に埋められた後、水害は収まった埋められた地は叢林となり、“十五の森”と呼ばれ... 2025.05.09尾張
北総観福寺(千葉県香取市) かんぷくじ空海が断食修行をしていると、龍神が現れて鮭を供えた空海が鮭を村人に分け与えたところ、蔓延していた疫病が治まった霜月初卯の祭礼の日になると鮭が栗山川を遡上するようになった『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.43千葉県香取市 ... 2025.04.25北総
上越坊ヶ池(新潟県上越市) ぼうがいけ龍神が現れてある女房を雲の上へ連れて行き、その後産まれた子に坊太郎と名付けた(異類婚姻譚)ある時坊太郎は寝姿を覗かないよう頼むが、両親は坊太郎が龍神の子であることを知ってしまう坊太郎は正体がばれたため村を去って池の主になったが、そ... 2025.03.30上越
日田竹田西椎屋の滝(大分県玖珠町) にししいやのたき滝に棲む龍神が村の男の嫁となって子をもうけるが、正体がばれて滝に帰った(異類婚姻譚)別れ際に子に不思議な珠(宝物)を渡すが、それを聞いた国司が取り上げてしまう龍は男に再度珠を渡したが、それは自分の両眼であった国司はさらに珠を... 2025.03.18日田竹田
豊前国東龍岩寺(大分県宇佐市) りゅうがんじ宇佐神宮を参拝した行基が、龍女(龍神)に導かれてこの地に至り、三体の仏像を彫り上げた『日本の伝説49 大分の伝説』(角川書店)p.103大分県宇佐市 院内町大門 2025.03.18豊前国東
豊前国東旧千燈寺跡(大分県国東市) きゅうせんとうじあと六郷満山を開いた仁聞(名僧)が最初に建立した寺院仁聞が入寂した岩屋(洞穴)や供養塔がある仁聞がこの地で不動の秘法をおこない、海からそれを見た龍王(龍神)が喜んで1000の龍灯(怪火)を献じた『日本の伝説49 大分の伝説』... 2025.03.18豊前国東
豊前国東白石神社(大分県国東市) しらいしじんじゃ漁夫が海で網を投げ入れると、魚ではなく8個の白石がかかったさらに続けて3度同じことが起こったため、白石を浜へ持ち帰った(付き纏う石)その夜、夢で八大龍王(龍神)を名乗る翁が現れて社を築いて祀った(創建伝説)雨乞いのご利益があ... 2025.03.18豊前国東
大分別府男池(大分県由布市) おいけ龍神がいる湧水とされ、朝日長者が雨乞いをしたため末娘が自ら人身御供となった(雨乞い伝説)末娘が池の大蛇に食われそうになった時、持仏の観音像(仏像)が大蛇の口に飛び込んだ大蛇はかつて長者の屋敷にいた姥で(変身譚)、罪を得て変化していたが... 2025.03.15大分別府
大分別府志高湖(大分県別府市) しだかこ鶴見岳をめぐって由布岳と祖母山は恋敵となったが、鶴見岳は由布岳を選んだ振られた祖母山が泣いて出来たのが志高湖であり、祖母山は2つの山を見るに忍びず、日向の方へ去った(地形の由来)湖に棲む龍神が長者の娘を見初め、娘が水遊びをしていると... 2025.03.14大分別府
西讃満濃池(香川県まんのう町) まんのういけ空海も修築に当たった日本最大の溜池昔から龍神が蛇の姿で棲んでおり、ある時鳶に化けた比良山の天狗にさらわれた天狗の住処で比叡山の僧侶に助けられた龍神は、その後比良山の天狗を見つけて殺した(『今昔物語』)国司が大鯉を所望し、堤に穴を... 2025.03.06西讃