ていしょうじ
- 異様な武士がが寺にやって来て、3日後に死ぬ者の葬儀を出さないように言った
- 葬儀の当日、雷雲が起こり死体を取ろうとしたため、棺に数珠を打ちつけてそれを阻止した(火車)
- ある葬式の時、黒雲が死体を奪おうとしたので、住職が数珠で打ち払うと、あやかしの腕が落ちていた
- 数日後、鬼がやって来て腕を返してほしいと言うので、手判を押させて返した
- 寺の近くで鬼が暴れるので、住職が数珠で腕を叩き折った
- その後鬼が来て謝罪したので腕を返すと、鬼は腕を接合して、その場にあった石を持ち上げてみせた(鬼石:力石)
- ここに登場する住職は、開山の徳忠禅師(名僧)であると言われる
『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.17
https://www.nagareki.com/saku/teisyou.html
長野県佐久市 前山