2025-04

中越

白羽毛観音堂(新潟県十日町市)

しらはけかんのんどう洪水で流されてきた黄金仏(仏像)を白羽毛の村人が拾い上げて、堂を建てて安置した元の堂のあった場所の住人が来て黄金仏を持ち帰ったが、いつの間にか白羽毛に戻ってきていた(動く絵や像)そのようなことが繰り返されたため、白羽毛に...
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広大寺(新潟県十日町市)

こうだいじ信濃川にできた中洲の耕作権を巡って、広大寺と縮問屋の最上屋が対立した最上屋は白岩和尚(僧侶)を貶める卑猥な詞の歌を流行らせ、それが数多くの民謡(音曲)の原型となる「新保広大寺」となった最終的に広大寺側が敗訴し、白岩和尚は怨みを含ん...
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枝折峠(新潟県魚沼市)

しおりとうげ平清盛により追放された尾瀬中納言(尾瀬三郎:伝承の男性)は、越後に流されたさらに山奥に分け入ったところ道に迷い、難儀していた三郎の前に童子が現れた童子は枝(枝葉)を折りながら一行を道案内し、無事に峠に着くと姿を消した(地名の由来...
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道円塚(新潟県魚沼市)

どうえんづか破間川が決壊したため堤防工事をするも上手くいかず、道円という名の旅僧が人柱を立てるよう進言したしかし人柱に志願する者がないので、旅僧(僧侶)自身が人柱となった『日本の伝説41 越後の伝説』(角川書店)p.48新潟県魚沼市 田中
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お転婆地蔵(新潟県魚沼市)

おてんばじぞう前を通る人に向かって「盆踊りに連れて行ってくれ」と頼んだ地蔵(遊ぶ神仏)怪力の若者が承知し、連れていく時は軽いが、帰りは難儀するほど重くなった『日本の伝説41 越後の伝説』(角川書店)p.46新潟県魚沼市 堀之内
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真人むじなの穴(新潟県小千谷市)

まっとむじなのあな村に住み着く狢は火事と葬式が好きで、夜ごとそれらの幻を見せて村人を驚かせていた困った村人は代官所に訴えて、狢の棲む洞穴をいぶし攻めにしたが、結局何も出てこなかったその後狢は一層暴れるようになり、農作物などの被害が多くあった...
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専称寺 豆の木山門(新潟県柏崎市)

せんしょうじ まめのきさんもん継母が、継子に炒り豆を、実子に生豆を渡して、多く豆が採れた方に家を継がせるとした(継子殺し)継子の蒔いた豆の中に生豆が入っており、それが大木のように生長し、実子よりも多く収穫出来た豆の木は菩提寺の専称寺に寄進さ...
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椎谷観音堂(新潟県柏崎市)

しいやかんのんどうかつて本堂が火事で全焼した時、本尊の黄金仏(仏像)が飛び出し、佐渡の方へ消え去った(神仏の避難)ちょうどその時、佐渡のある夫婦の間に男児が生まれ、その聡明さが評判になった7年後新しい本堂が完成した時、男児は黄金仏の化身であ...
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裸石大明神(新潟県柏崎市)

らせきだいみょうじん諏訪神社の境内社男根の形をした石神が鎮座し、安産や縁結びの神として信仰されている(生殖器崇拝)『日本の伝説41 越後の伝説』(角川書店)p.41新潟県柏崎市 番神
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諏訪神社 お光・吾作の碑(新潟県柏崎市)

すわじんじゃ おみつごさくのひ浪曲(話芸)「佐渡情話」のモデルとなった2人の墓佐渡で知り合ったお光と吾作は懇ろな仲となり、毎夜のように佐渡からお光がたらい舟に乗って訪ねてきたやがてお光の愛着に恐れをなした吾作は、目印としていた番神堂の灯火を...