2025-06

奥能登

饒石黒髪神社(石川県輪島市)

にぎしくろかみじんじゃ船乗りの重蔵と夫婦になれず、海に身を投げて死んだお小夜を祀る社を、海の見える場所に建てた(悲恋伝説)恋しさのあまり、しばしば沖を行き交う船を止めたり、浜に引き寄せたりした(愛着執心)そのため海の見えない場所へ社を移し、...
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琴ヶ浜(石川県輪島市)

ことがはま輪島で遊女をしていたお小夜は、船乗りの重蔵と夫婦の約束をしたが、重蔵は船に乗ったまま帰ってこなかった悲嘆にくれたお小夜は故郷に帰ったが、その後海に身を投げて死んだ(悲恋伝説)それ以降、浜(浜海岸)の砂を踏むと音を立てて鳴るため、泣...
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大蔵神社 一夜塚(石川県輪島市)

おおくらじんじゃ いちやづか老婆が浜辺(浜海岸)で金色に光る御札を見つけたが、その後祟りが起こった(祟る物)一夜にして出来た丘とされる一夜塚(一夜作り伝説)の上に社を建て、御札を祀った『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.14...
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三味線地蔵(石川県輪島市)

しゃみせんじぞう富山の薬売り(商人)が、ある瞽女の美声に惚れ込んで一夜を共にした翌朝顔を見て心変わりをした薬売りは、瞽女を川に突き落として殺した罪を悔いた薬売りは総持寺で得度し、地蔵を安置して供養した『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角...
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覚皇院(石川県輪島市)

かくこういん狢が無住の寺に棲み着き、経を覚え僧侶に化けて信心を集めたが、犬に襲われて正体を現したその狢和尚が描いた達磨大師の絵画が残されている『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.142石川県輪島市 門前町広瀬
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総持寺祖院 大しゃもじ・大すりこぎ(石川県輪島市)

そうじじそいん おおしゃもじ・おおすりこぎ総持寺を信心していた嫁は、姑から豆を植えて育てるよう炒り豆を与えられた(嫁姑)その1粒が成長して大きな豆の木となったため、姑は改心して、2人で大木を総持寺に奉納した寺では大木を使ってしゃもじとすりこ...
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総持寺祖院 味噌すり地蔵(石川県輪島市)

そうじじそいん みそすりじぞう一人の小僧が総持寺に修行に来て、毎日味噌(食品食材)をすり続けていたある時小僧の姿が見えなくなり、別の小僧が味噌をすっていた数日後小僧が善光寺参りから戻り、小僧が毎日拝んでいた地蔵が代わりとなって味噌をすってい...
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元祖アテ(石川県輪島市)

がんそあて文治5年(1189年)に泉忠衡が平泉より持参して植えたアテ(翌檜)の木(木本)天正年間に泉家(名家)の当主が東北から苗木を持ってきたとも言われる『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.140石川県輪島市 門前町浦上
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比丘尼沢(石川県輪島市)

びくにさわ八百比丘尼が生まれた土地であるとされ、九穴の貝(鮑)を食べたため、不老不死となった現在の比丘尼沢ポケットパーク付近の土地とされる『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.140石川県輪島市 繩又町
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七ツ島(石川県輪島市)

ななつじま『今昔物語』に登場する“鬼の寝屋島”と呼ばれる島この島へ渡り、鮑(貝)を採って税として納めていたが、国司が増税したため住人は逃散して誰も鮑を採らなくなった『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.140石川県輪島市