ちりくはちまんぐう
- 郡司(豪族)の壬生春成が猟で矢を放とうとした瞬間に弓に一羽の鳩がとまった
- その夜夢で老翁が現れ、その地に八幡神を祀るよう夢告し、1000個の栗の実を与えた
- 翌日その地に1000本の栗の木が天地逆に生えている(一夜作り伝説)のを見て、勅命を得て社を建てた(創建伝説)
- 栗の木が天地逆に生えていたため、千栗を“ちりく”と呼ぶようになった(名称の由来)
- 三韓征討の折、八幡神が筑後川を船で渡っていると船が傾いたため、ホウジャ(貝)が反対側に張り付いて窮地を救った
- この故事より、氏子はホウジャを食すことは禁忌とされる
- 境内の御神木の楠の木にこの貝が住み着いている
『日本の伝説38 佐賀の伝説』(角川書店)p.11
https://www.kyushu-jinja.com/saga/chiriku-hachiman/
佐賀県みやき町 白壁

