安生寺 太田観音(佐賀県鳥栖市)

佐賀鳥栖

あんしょうじ おおたかんのん

  • 子のなかった八ツ並長者は子沢山の叔母を訪れ、民を慈しめば子が出来ると諭され、それを実行して娘をもうけた
  • 成長した娘は柳川長者へ嫁いで子をもうけたが、その後八ツ並長者と戦となって家を出された
  • 実家へ戻ろうとしたが、父の長者はそれを拒否したため、娘は子を連れて悲嘆にくれた(子女受難)
  • 心配になった八ツ並長者は娘の行方を探させると、古井戸の底から赤子の泣き声が聞こえた(声の怪)
  • 中を覗くと金色に輝く観音様が赤子を抱いており、その顔はまさしく娘のものであった
  • 報告を受けた八ツ並長者は2人の冥福を祈るため、その地に観音堂を建てた(創建伝説)
  • 子授や乳の出が良くなるなどのご利益がある(子授の俗信:授乳の俗信)

『日本の伝説38 佐賀の伝説』(角川書店)p.16

佐賀県鳥栖市 田代本町

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