よなきいし
- 姨捨山に捨てられた老婆が石と化し(姨捨伝説)夜泣きをしたため、西行が読経したところ、悟りを開いて血を吹いて2つに割れたという(化身した石:血の出る石)
- 酒屋に大猫のあやかしが現れ、やがて女中が赤ん坊を産んだが、突然行方不明となり石のあたりで絶命したと言われた(異類婚姻譚)
- 赤ん坊が消えた石は夜泣き石となり、泣き声を聞くと命を落とすとされて、侍が死ぬなどした(祟る物)
- 藩主の真田公が兵を持って退治しようとしたが叶わず、石工が2つに割ることで怪異は収まった(化け物退治)
『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.38
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長野県千曲市 上山田
