みょうたらてんどう
- 奥州安倍氏に仕えていた渡会家の弥三郎(武人)は、母の岩井戸と妻を残して武者修行の旅に出た
- 1年後、妻と産まれた子は病死、岩井戸は無念のあまり鬼女と化した
- 弥三郎が帰郷すると、狼を操る賊に襲われ、逆にその片腕を切り落とした(千疋狼)
- 弥三郎は岩井戸と対面するが、賊の正体は岩井戸であり、切られた腕を取り戻すと、いずことも消えた
- その後岩井戸は越後の弥彦山に棲み、弥三郎婆として最終的に改心して妙多羅天(その他の神々)と祀られるようになった
『日本の伝説4 出羽の伝説』(角川書店)p.23
日本伝承大鑑 https://japanmystery.com/yamagata/myoutara.html
山形県高畠町 一本柳
