たていしいけ
- 池のそばに庵を構えた立石坊という僧侶の許に女が訪れ、そのまま一緒に暮らしだした
- 托鉢から戻ってきたら家の戸を叩くよう言われていたのを忘れて入ると、そこには大蛇がいた(異類婚姻譚)
- 女の正体は近くの山下池の大蛇で、正体がばれたので元の池に戻ろうとした
- 僧は追いかけたが、大蛇が火を吹いて威嚇したため、その場に立ちすくんだまま石になってしまった(化身した石)
- この石を立石坊主と呼び、池の名の由来となったとされる
『日本の伝説49 大分の伝説』(角川書店)p.30
大分県由布市 湯布院町川西