だいせんじ
- 武田信虎(戦国大名)は嫡男誕生の直前に、曾我五郎(曾我兄弟)の生まれ変わりであると夢告された
- 生まれてきた若君(後の武田信玄)は右手を固く握りしめて開けようとしなかった
- 天桂和尚(名僧)は富士の裾野で曾我十郎の幽霊と会い、弟の転生聞き、証拠の目貫(武具)を渡された
- 面会した天桂は大泉の水で若君の右手を洗って開けさせ、手から出てきた目貫と持参の目貫を一致させた
- 信虎は奇瑞を感じて、天桂を開山として大泉寺を建立した(創建伝説:生誕伝説)
『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.37
山梨県甲府市 古府中町