生駒葛城

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笙谷寺(奈良県平群町)

しょうこくじ聖徳太子が物部守屋討伐祈願の際に松と竹を植えた松は1つの根から雌雄の幹が生えて夫婦松となった(現存せず)竹(竹藪)は凱旋後に切って笙(楽器)を作り、そこから笙の谷と呼ばれるようになった(地名の由来)『日本の伝説13 奈良の伝説』...
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朝護孫子寺(奈良県平群町)

ちょうごそんしじ寅の年寅の日寅の刻に聖徳太子がこの地で毘沙門天を感得し、物部守屋を討った後に毘沙門天像を祀った(創建伝説)山号の“信貴山”は聖徳太子が「信ずべき、貴ぶべき山」と称したことから始まる(地名の由来)『日本の伝説13 奈良の伝説』...
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鬼取山(奈良県生駒市)

おにとりやま役行者は孔雀明王の夢告を受けて、生駒にある山に棲む2匹の鬼を捕らえることとなった鬼は不動金縛りの術で捕らえられると役行者の弟子(前鬼・後鬼)となり、山は鬼取山と呼ばれた(地名の由来)『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p....
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暗峠(奈良県生駒市)

くらがりとうげ神功皇后が三韓征伐に出発する際、一番鶏があまりに早く鳴いたため、峠に着いても夜が明けていなかった道鏡が峠で和気清麻呂を暗殺しようとしたが、激しい雷雨のため周囲が暗くなって、清麻呂は難を逃れた峠道があまりにも急な坂であるため、馬...
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菅田神社 一夜松(奈良県大和郡山市)

すがたじんじゃ いちやまつ茶屋の娘・こまのに懸想されて追われた飛脚が、菅田神社に逃げ込んで松の大木の上に隠れたこまのは池の水面に映った飛脚を本物と思って飛び込み大蛇に変化した(変身譚)松は枯死したが、その樹皮が残されている『日本の伝説13 ...
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牛の宮(奈良県大和郡山市)

うしのみや6年の年季奉公で働いていた小僧(下男)が3年で亡くなり、夢で残りの年季を翌日通りがかる牛で補うと約束した(夢告:生まれ変わり)夢の通り手に入れた牛はよく働いたが、3年後の年季明けの日に急死したので塚を建てて葬った『日本の伝説13 ...
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矢田坐久志玉比古神社(奈良県大和郡山市)

やたにいますくしたまひこじんじゃ通称は矢落神社(やおちじんじゃ)饒速日命が天磐船で降臨の際に3本の矢を放ち、二の矢が落ちた場所を矢田とした(地名の由来)矢田の地に神社を建立し、天磐船降臨の故事から航空の神として信仰される(創建伝説:特殊な御...
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洞泉寺 垢かき地蔵(奈良県大和郡山市)

どうせんじ あかかきじぞう郡山城主・豊臣秀長(戦国武将)と洞泉寺住職が同じ夢を見て(夢告)、沓脱ぎ石になっていた地蔵を掘り起こしたこの地蔵は光明皇后ゆかりのもので、風呂の湯をこの地蔵に掛け流して浴槽に溜めていたとされた地蔵堂のそばには、湯を...
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源九郎稲荷神社(奈良県大和郡山市)

げんくろういなりじんしゃ吉野山に潜伏した源義経・静御前を助けたことから“源九郎”の名を貰った狐を祀る豊臣秀長(戦国武将)らの夢に現れ(夢告)、大和郡山の守護するものとして祀られた大坂の陣の際に大和郡山を攻めた豊臣勢から町を守った城下の綿帽子...
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大和郡山城跡 三の丸蛙(奈良県大和郡山市)

やまとこおりやまじょうあと さんのまるかえる梅雨になると、大和郡山城三の丸に数㎜ぐらいの黒い小さな蛙が大発生する斬首の刑で死んだ者(罪人)の怨念(怨霊)が具現したものとされる(呪い)『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.26奈良県大...