下越以仁王の墓(新潟県阿賀町) もちひとおうのはか高倉宮以仁王は奥州へ逃げ、会津からこの地へ隠れ住んだ(貴種流離譚)平氏の追っ手に気付かれ自害したとも、生涯を全うしたとも伝わり、墓所が残されている『日本の伝説41 越後の伝説』(角川書店)p.107新潟県阿賀町 東山 2025.04.08下越
下越鶴ヶ沼(新潟県阿賀町) つるがぬま津川城主の療養のために温泉を運ぶ役目となった小姓の蔦丸は、母のために湯を汲みに来るお鶴と恋仲になった身分違いの恋のため蔦丸は城内の石牢に閉じ込められ、お鶴はひと目会おうと断崖をよじ登ったお鶴は断崖から落ちて死に、その声を聞いた蔦丸... 2025.04.08下越
下越御前ヶ淵(新潟県阿賀町) ごぜんがふち阿賀野川と白崎川の合流地点にある淵越後に逃げ延びた平氏の一門(平家の落人)は、白崎で源氏の追っ手に捕らえられて処刑された後から来た平氏の奥方らはひと目会おうとしたが、処刑の刻限に間に合わず、嘆き悲しんでこの淵に飛び込んだ平維茂の... 2025.04.08下越
下越将軍杉(新潟県阿賀町) しょうぐんすぎ余五将軍・平維茂がこの地で晩年を過ごし、それを葬った上に植えられた杉の巨木村人がこの木を伐ろうとした(鳥害または造船のため)ところ、一夜にして幹が沈み、今のような枝振りになった『日本の伝説41 越後の伝説』(角川書店)p.10... 2025.04.08下越
下越切畑の乳銀杏(新潟県五泉市) きりはたのちちいちょう行基がこの銀杏の木の下で野宿した時に観音菩薩の夢告があり、木の枝を伐って十一面観音像(仏像)を彫り上げた暴風雨で軍旗がちぎれ飛んでこの木に引っ掛かったのを吉として、源義家が黒鳥兵衛を打ち破った枝葉を煎じて飲むと、乳の出... 2025.04.07下越
下越大沢鍾乳洞(新潟県五泉市) おおさわしょうにゅうどうかつて大沢嘉久馬という地方豪族が発見し、この鍾乳洞を根城にして勢力を持ったと言われる大正時代に石工が採石している最中に発見して、観光地化された『日本の伝説41 越後の伝説』(角川書店)p.103新潟県五泉市 刈場 2025.04.07下越
下越永谷寺 オボト石(新潟県五泉市) ようこくじ おぼといし雷城落城の際、城主の娘・菊姫が東光院淵に入水、住職の手で成仏して淵の主(龍)となった(落城伝説:変身譚)それ以来、住職の死の直前に龍が淵の丸石を墓石として届けるようになり、それをオボト石と呼ぶ『日本の伝説41 越後の伝... 2025.04.07下越
下越慈光寺 慈戒堂(新潟県五泉市) じこうじ じかいどう別名・天狗堂開山である傑堂能勝(名僧)の法力によって神通力を得た慈戒和尚は、石や木を切りだして慈光寺の諸堂(堂宇)を建てたよく働く寺の小僧への褒美に、背中に乗せて飛ぶと、1日で京都の祇園祭の見学をさせて戻ってきた慈戒和尚... 2025.04.07下越
下越慈光寺(新潟県五泉市) じこうじ白山に棲む夫婦の大蛇が暴れるため、傑堂能勝(名僧)が説教して改心させた(人外の悟り)大蛇がこの地を去る時に棲んでいた池を埋めて傑堂に寄進したのが、慈光寺の始まりとされる(創建伝説)大蛇が海へ向かって進んだ道が河川となり、1匹は白山神... 2025.04.07下越
下越護摩堂山 団九郎狢(新潟県五泉市) ごまどうやま だんくろうむじな護摩堂山にあった城が落城した時(落城伝説)、山の岩穴に棲んでいた狢の団九郎は、膳椀や什器を穴に運び入れた村の者は冠婚葬祭があると団九郎のところへ膳椀を借りるようになった(椀貸伝説)不心得者が椀を返さなかったため... 2025.04.07下越