奈良宇陀

奈良宇陀

室生龍穴神社(奈良県宇陀市)

むろうりゅうけつじんじゃ猿沢の池に棲んでいた善達龍王(龍神)が移り棲んだとされる洞穴に由来する室生の賢俊僧都(名僧)が龍王に会いたいと洞穴に入り、少し離れた場所で落ち合う約束をした川面に衣冠姿の龍王が現れ、僧都はその姿を像にして祀ったのが龍...
奈良宇陀

血原(奈良県宇陀市)

ちはら兄猾・弟猾の兄弟は神武東征の折に神武天皇に抵抗したが、弟猾は帰順した兄猾は落とし穴で暗殺を試みたが、逆に追い詰められて落とし穴にはまって死んだ(因果応報譚)兄猾が死んだ時、周囲一面が血の海となり、血原・血原川・血原橋の名が残った(地名...
奈良宇陀

白鳥居神社(奈良県宇陀市)

しろとりいじんじゃ日本武尊が化身した白鳥が降り立った場所に宮を建てたことから名が付いた(名称の由来)所在地の字が“琴弾原”となっており、この地が日本武尊の琴弾原陵(陵墓)ともされる『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.81奈良県宇陀...
奈良宇陀

麻生田大明神(奈良県宇陀市)

あそだだいみょうじん別名・芦刈大明神三輪明神の母神とされ、この村の者が三輪明神の鍵元であるため、祭礼の際に必ず赴いた三輪明神で五月節供の粽(菓子)を作る時にはこの地の芦(葦)で巻く決まりであったまたその芦を刈る際には弁当(料理)を持参せずと...
奈良宇陀

光明寺 猫たたき如来(奈良県宇陀市)

こうみょうじ ねこたたきにょらい天和年間(1681~1684年)、ある百姓の妻の葬儀で突然雷雨となった導師の住職が物の怪の仕業と思い、袈裟で棺を巻き、本尊の箱(箱類)を投げつけると、すぐに天候が回復したそばには片目が潰れた猫(火車)が死んで...
奈良宇陀

香酔峠(奈良県奈良市)

こうずいとうげ天武天皇が東征の折、この地で軍馬を休め、清瀧で疲れを癒やした笠置から吉野へ逃げる途中の後醍醐天皇一行が芳香に気付いて、この峠で休息したこの香りは、周辺に自生するスズラン(草本)によるものとされる(地名の由来)『日本の伝説13 ...
奈良宇陀

伏人橋(奈良県奈良市)

ふしとばし雄雅山(禁足地)で悪事をおこなった者が國津神社へ逃げようとこの橋まで来た時、先回りした山の大蛇がここで待ち伏せして殺した(地名の由来:罰を与える)『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.78奈良県奈良市 都祁白石町
奈良宇陀

雄神神社(奈良県奈良市)

おがじんじゃ大神神社の奥の院と言われ、背後にある野々上岳を神座として、本殿は存在しない(創建伝説)野々上岳には2つの頂があり、一方の雄雅山の頂上には磐座があり、大蛇が棲むとされる2つの頂(雄雅山・雌雅山)を全山が禁足地となっている『日本の伝...
奈良宇陀

國津神社(奈良県奈良市都祁白石町)

くにつじんじゃ隣村にあるカシワ峰から白い石(投げ石)が飛んできたことから、これを御神体として神社が出来た(創建伝説)ここから白石の地名となり(地名の由来)、この白い石を元のカシワ峰の地に戻すと、必ず災難(祟り)が起こる『日本の伝説13 奈良...
奈良宇陀

八王子神社(奈良県山添村)

はちおうじじんじゃ夕方になると長い石段にシングリマクリという化け物が出現する悪さをする子供を捕まえて竹の魚籠(シングリ)に閉じ込めて階段から転がすとされた(教訓譚:罰を与える)『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.75奈良県山添村 ...