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岩神の祠(京都市上京区)

いわがみのほこら二条城建設に伴い、御所の庭に置かれたが「帰りたい」と泣いたため(夜泣き石)築地の外に出した岩のそばに禿の姿をした妖怪(化け物)が現れ悪さをしたため、寺で貰い受け本来あった場所(現在地)に安置この辺は藤原時平(藤原氏)の屋敷跡...
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称念寺(京都市上京区)

しょうねんじ通称・猫寺飼い猫が女人に化けて舞を舞っていたのを見た住職が、猫を追い出した数日後、猫が夢に出てきて「客人が来るので丁重に」と告げる(夢告)翌日、疎遠になっていた檀家の松平家の姫が亡くなり、当寺で葬儀を出すよう頼まれた境内の「猫松...
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石像寺 釘抜地蔵(京都市上京区)

せきぞうじ くぎぬきじぞう石像寺に祀られる地蔵特有の願掛け、釘抜き(大工道具)と2本の釘を奉納する両腕が動かなくなった紀伊国屋の夢枕に地蔵が立ち(夢告)、腕から釘を抜いて病を治したことから始まる(創建伝説)『日本の伝説1 京都の伝説』(角川...
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浄土院(京都市上京区)

じょうどいん別名・湯たく山茶くれん寺豊臣秀吉が立ち寄った際、飲む物を所望した白湯が出されたため、茶が飲みたくてさらにもう一杯所望したやはり白湯しか出ないため「湯たく山茶くれん寺」の名を授けた(名称の由来)『日本の伝説1 京都の伝説』(角川書...
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千本釈迦堂 おかめ塚(京都市上京区)

せんぼんしゃかどう おかめづか千本釈迦堂大報恩寺の境内にある塚大工の棟梁・長井高次が本堂(堂宇)造営の際に柱の1本を短く切りすぎたが、妻のおかめの内助の功で事なきを得た本堂完成前に亡くなった妻の供養のために塚を建てた『日本の伝説1 京都の伝...
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東向観音寺 土蜘蛛塚(京都市上京区)

ひがしむきかんのんじ つちぐもづか東向観音寺の境内にある源頼光が退治した(化け物退治)土蜘蛛の塚(明治31年に宅地造成のため破却)にあった石灯籠などを収めた『日本の伝説1 京都の伝説』(角川書店)p.37京都市上京区 馬喰町
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北野天満宮 影向の松(京都市上京区)

きたのてんまんぐう ようごうのまつ北野天満宮一の鳥居の辺りにある松の木初雪の日に菅原道真が降臨して歌を詠むとされる初雪の日には神事を執りおこなう『日本の伝説1 京都の伝説』(角川書店)p.37京都市上京区 馬喰町
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報恩寺 撞かずの鐘(京都市上京区)

ほうおんじ つかずのかね報恩寺にある鐘仲の悪い丁稚と織子(職人)が、報恩寺の鐘の回数で言い争いをした。丁稚は寺男にその日だけ回数を変更してもらい、負けた織子は自殺した鐘を撞くと織子の幽霊が現れるようになり、鐘は撞かれなくなった(禁忌)『日本...
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法住寺 親鸞の蕎麦食い像(京都市東山区)

ほうじゅうじ しんらんのそばくいぞう法住寺に安置される木像(貴人像)六角堂に参籠していた親鸞の代わりに比叡山に置かれたある時、親鸞の代わりに饗応された蕎麦(食品食材)を他の僧と一緒に食べたとされる(動く絵や像)『日本の伝説1 京都の伝説』(...
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専定寺(京都市東山区)

せんじょうじ別名・烏寺専定という僧侶がここを通りがかった時、2羽の烏が「熊谷直実が大往生する」と人語を喋った(喋る動物)紫雲と異香の奇瑞を見た専定が庵を建てて住んだ(創建伝説)『日本の伝説1 京都の伝説』(角川書店)p.30京都市東山区 本...