けながじんじゃ
- 御神体は女性の長い毛髪であったが、不浄のものであるとして流し捨てたとされる
- 御神体の髪の毛は素戔嗚尊の妹姫のものであるともされる
- 御神体の髪の毛は近くに住んでいた長者の娘のもので、長さは33尋(約6m)あるとされる
- 娘は川向こうの家へ嫁ぐ予定であったが、村の疫病のため破談、それを悲観して沼に入水した(悲恋伝説)
- その後沼はたびたび荒れたが、ある時長い黒髪が流れ着いて以来治まったので、髪の毛を祀った
- 村の長者の屋敷が、ある時嵐によって巻き上げられ、一家もろとも沼に沈んだ
- その後沼に長い髪が漂着したため、長者の娘のものとして祀った
『日本の伝説18 埼玉の伝説』(角川書店)p.31
https://tesshow.jp/saitama/souka/shrine_nissato_kenaga.html
埼玉県草加市 新里