おだまきづか
- 三輪山近くに住んでいた活玉依姫(姫君)は毎夜訪れる若者と交わり、懐妊してしまった(異類婚姻譚)
- 親は床に赤土を撒き、緒環(機織)の糸を針(裁縫道具)に通して男の服の裾に刺すように娘に言った
- 翌日、赤土に足跡はなく、糸は鍵穴から抜け出て山奥まで延びており、相手が神であることに気付いた
- この時緒環には糸が三輪しか残っていなかったため、この地を三輪と呼ぶようになった(地名の由来)
- また残った緒環は土中に埋め、塚を建てて祀った
『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p42
奈良県桜井市 箸中


