かじがかかくようひ
- 陣痛が始まった妊婦を飛脚が助けたが、日が暮れて狼に襲われそうになり、木の上に逃げて襲撃を防いだ
- 狼は“佐喜浜の鍛治ヶ嬶”と呼ばれる狼を呼んできたが、飛脚が渾身の力で手傷を負わせて退散させた(千疋狼)
- 翌朝飛脚は血の跡を追って佐喜浜の鍛冶屋に辿り着くと、嬶は昨夜怪我をして臥せっていると聞いた
- 飛脚はその寝込みを襲って斬りつけると、狼の正体を現し、床下から多くの人骨が出てきた(化け物退治)
『日本の伝説22 土佐の伝説』(角川書店)p.20
日本伝承大鑑:https://japanmystery.com/koti/kajigakaka.html
高知県室戸市 佐喜浜町

