ごしゃじんぐう きょうづかさま
- 京の長者の娘・お藤は土佐国の炭焼き又次郎と前世の契りがあると言われ、単身土佐国へ赴いた
- 又次郎と出会ったお藤はその貧しさに驚き、持参の金で家財を買うよう頼んだが、又次郎は途中鴨に投げ付けて失った
- お藤が金の大切さを説くと、又次郎は炭焼きの灰が全部金であると言い、たちまち長者となった
- その後京へ金を売り続けた又次郎とお藤は、自らも京に上り鴻ノ池を名乗った(炭焼き長者)
- 地元で又次郎夫妻を祀ったのが京塚さまで、現在は五社神宮に合祀されている
『日本の伝説22 土佐の伝説』(角川書店)p.77
高知県四万十市 奥鴨川

