おふじがとどろ
- 淵のそばにある畑を番するため、お藤は毎日淵まで通っていた
- ある日淵で髪を梳いていると、毛髪が水面に落ち、それを小蛇が飲み込んだ
- お藤はそれを面白がって何本も髪の毛を蛇に与えて続けているうちに、いつの間にか淵に消えてしまった(異類婚姻譚)
- 一緒にいた犬が両親に危急を知らせたがお藤を見つけることが出来ず、両親は嘆き死んだ
- それ以降この川の流域の者は、子供に「お藤」という名を付けない(禁忌)
『日本の伝説22 土佐の伝説』(角川書店)p.84
高知県土佐清水市 上野

『日本の伝説22 土佐の伝説』(角川書店)p.84
高知県土佐清水市 上野