東毛権現沼(群馬県板倉町) ごんげんぬま椀貸伝説があり、“膳棚の沼”とも呼ばれる沼の主は権現様と呼ばれ、正体は白蛇とされる沼は龍宮に通じており、そこにいる亀が前腕を運んでいたが、ある者が蓋を返さなかったため亀は現れなくなった『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p... 2025.10.03東毛
西毛小祝神社旧跡(群馬県高崎市冷水町) おぼりじんじゃきゅうせき和銅7年(714年)池から怪光が発するので確かめると、赤い目で首が白い亀が池から這い出てきたこれを献上したところ、元号が霊亀となったとされる池の水で目を洗うと、はやり目が治る(眼病)『日本の伝説27 上州の伝説』(角... 2025.09.29西毛
中毛尾曳稲荷神社(群馬県前橋市) おびきいなりじんじゃ太田道灌が厩橋の築城を思案中、赤亀が現れてあちこちを這い回っているのを見て、縄張りを思いついた築城後、赤亀の霊を城の守護神として祀ったのが神社の始まり(創建伝説)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.44群馬県前... 2025.09.25中毛
東毛安勝寺 光明真言金亀宝篋印塔(群馬県板倉町) あんしょうじ こんこうしんごんきんきほうきょういんとう漁夫が沼に光るもの(怪光)を見つけ、引き上げると石の亀(石像)であった宝暦7年(1757年)の洪水の時に、再び石亀が光り輝き動き出したため(動く絵や像)、宝篋印塔を上に乗せ動かなくした『... 2025.09.23東毛
出雲霊光寺 立久恵薬師(島根県出雲市) れいこうじ たちくえやくし夜ごと崖下の淵で怪光が見られたため、巡錫中の浮窓律師(僧侶)が下りていくと大亀がいた亀は背中に仏像を背負い「この仏を祀って欲しい」と頼んで、淵に姿を消した律師は仏像を安置し、勅額を賜って一寺を建立した(創建伝説)出... 2025.09.04出雲
南薩龍宮神社(鹿児島県指宿市) りゅうぐうじんじゃ龍宮伝説発祥の地である長崎鼻にあり、浦島太郎が乙姫(豊玉姫)と出会った場所とされる縁結びの御利益で有名神社周辺に産卵に来るウミガメは浦島太郎を乗せた亀の子孫とされる『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書店)p.98鹿児島... 2025.08.27南薩
峡北峡中永泰寺(山梨県甲府市) えいたいじ暴風雨で釈迦ヶ岳山頂にあった釈迦如来像(仏像)が流出した大きな亀がその像を背に乗せて川を泳ぎ渡って、安全な場所に置いた(神仏を守る)夢窓疎石が寺を建立して仏像を安置し(創建伝説)、亀を済度して大石に変じさせた(昭和41年に流失)『... 2025.08.08峡北峡中
北摂総持寺(大阪府茨木市) そうじじ藤原高房(藤原氏)が任地へ赴く際、捕らえられた亀を助け、海に放った出港後、子が海に落ちた時に長谷観音へ祈願すると、助けた亀が子を背に乗せて救った(動物報恩譚)高房は観音像建立を思い立ち、唐の商人に香木を求めたが国外に持ち出せないため... 2025.07.12北摂
河内久修園院(大阪府枚方市) くしゅうおんいん藤原高房(藤原氏)が西国の任地へ赴く際、淀川(河川)のほとりで捕まえられた亀を助けてやった母は高房の幼子を殺そうと、わざと川へ落として助けを求めた(継子殺し)高房が神仏にすがろうと久修園院に伏し拝むと、子を背に乗せた亀が浮か... 2025.07.12河内
能登南桜ヶ池(石川県宝達志水町) さくらがいけ馬を池に引きずり込もうとしたスッポン(亀)を赦してやったところ、夢の中で徳利(酒器)を置いていった翌朝徳利が置いてあり、中に入っている酒は飲んでも一向に減らなかった(動物報恩譚)ある時、徳利の長い口の部分が欠けて酒が出なくなった... 2025.06.18能登南