創建伝説

庄内

黄金堂 お竹大日堂(山形県鶴岡市)

こがねどう おたけだいにちどう正善院金色堂(黄金堂)の境内にある江戸の佐久間家・小津家で奉公していた女中のお竹は、その善行から大日如来の化身と言われた(高徳の人)その死後もますます信奉され、生まれ故郷にもお堂を建てて祀られることとなった(創...
最上

宮内七所明神(山形県新庄市)

みやうちしちしょみょうじん応神天皇の第2皇子であった大山守命(親王)は、兄(後の仁徳天皇)に皇位を譲ろうと、自ら奥州へ旅立った謀反の讒言を受けて追っ手が差し向けられ、大山守命は捕らえられて殺された大山守命は遺体を7つに切って、それぞれを鮭延...
村山

居合神社(山形県村山市)

いあいじんじゃ居合流の始祖・林崎甚助重信(剣豪)を祀る林崎が父の仇討ちのために参籠し、剣の奥義を授かったとされる熊野神社に合祀されている(創建伝説)『日本の伝説4 出羽の伝説』(角川書店)p.61山形県村山市 林崎
村山

立石寺(山形県山形市)

りっしゃくじ通称「山寺」慈覚大師円仁が、磐司磐三郎(伝承の男性・猟師)から借り受けた猟場に建立した(創建伝説)開山に関連して、円仁ゆかりのお手掛け石、休み石、笠投げ石などの奇岩怪石がある古くから「死霊の登り行く山」と言われ、霊場として有名『...
先島諸島

群星御嶽(沖縄県石垣市)

んにぶしおん村の娘が、中天と地上を行き来する霊火(怪火)を見るようになった霊火の降り立ったと思われる場所へ行くと、白米の粉で印が付けられていたため、そこに御嶽を建てた(創建伝説)「群星」は昴(星)のこと『日本の伝説2 沖縄の伝説』(角川書店...
先島諸島

名蔵御嶽(沖縄県石垣市)

なぐらおん名蔵の地に3人の兄妹がおり、長兄は信仰心がなく、神が降りた妹の言を信用しなかった神の怒りにより長兄は死に瀕し(罰を与える)、妹を殺して、自分もそのまま死んでしまった残された次兄が、この神を御嶽に祀って信仰するよう広めたとされる(創...
中頭

普天間宮(沖縄県宜野湾市)

ふてんまぐう琉球八社の1つ首里桃原に出現した女神が境内の洞穴に籠もったとされる(創建伝説)洞穴から仙人(異人)が現れ「我は熊野権現なり」と示されたとも『日本の伝説2 沖縄の伝説』(角川書店)p.63沖縄県宜野湾市 普天間
島尻

白銀堂(沖縄県糸満市)

はくぎんどうある漁師(漁夫)が薩摩の侍(藩士)から大金を借りたが、返す目処が立たずに岩穴(洞穴)に逃げ隠れた侍が斬ろうとした時、漁師は「怒ったら手を出すな、手を出すなら怒るな」と言って侍の怒りを抑えた一旦帰国した侍は、自宅で妻が誰かと寝てい...
島尻

普天間権現発祥地(沖縄県那覇市)

ふてんまごんげんはっしょうち人目を忍んで暮らしていた女があったが、妹の夫に姿を見られたため、そのまま洞窟(洞穴)に逃げ隠れた姉の姿は洞窟内にもなかったので、神の化身とされ、社が建てられた(創建伝説)『日本の伝説2 沖縄の伝説』(角川書店)p...
島尻

天久宮(沖縄県那覇市)

あめくぐう琉球八社の1つ美しい女人が法師と共に不意に現れたり消えたりすることがたびたびあったため、神として祀った(異人)女人は弁財天、法師は熊野権現を名乗ったとされる(創建伝説)『日本の伝説2 沖縄の伝説』(角川書店)p.17沖縄県那覇市 ...