動物の俗信

能登南

増穂浦(石川県志賀町)

ますほがうらこの浜(浜海岸)に八幡神が上陸し、この地の住吉社の女神と契りを結んだこの浜に貝が多くあるのは、八幡神が一緒に連れてきたとされる(動物の俗信)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.91石川県志賀町 里本江
加賀

大日川(石川県白山市)

だいにちがわ一向一揆の居城であった鳥越城と二曲城は互いに法螺貝(楽器)で連絡し合っていた間を流れる大日川(河川)の音がうるさいため、城主が神に祈って音を止めた(音止伝説)この川で捕れる鮴(ゴリ:魚類)は串に刺しても口を開かない(動物の俗信)...
東讃

水主神社(香川県東かがわ市)

みずしじんじゃ祭神の倭迹迹日百襲姫命は、大和の地を避けて、うつぼ舟でこの地に漂着したとされる(貴種流離譚)姫命が足を水に浸していた時に鯰に咬まれたため、この地には鯰が棲んでいないとされる(動物の俗信)『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)...