化け物退治

島尻

鄭太夫岩(沖縄県那覇市)

ていたいふいわ武術の達人の鄭大夫が牛マジムン(化け物)と戦い、一晩中それを組み敷いていた岩(名石)マジムンは朝になると、龕(葬送の際に棺を入れる輿)になってしまった(化け物退治)『日本の伝説2 沖縄の伝説』(角川書店)p.15沖縄県那覇市 ...
丹後

立岩(京都府京丹後市)

たていわ麻呂子親王が鬼を退治して閉じ込めたとされる(化け物退治)、玄武岩の巨石嵐の夜になると鬼の泣き叫ぶ声が聞こえるとされる(声の怪)『日本の伝説1 京都の伝説』(角川書店)p.131京都府京丹後市 丹後町間人
丹後

成相寺 底なし池(京都府宮津市)

なりあいでら そこなしいけ成相寺の境内にある池に大蛇が棲み、寺の小僧を次々と食い、最後に一人だけが残るまでになった住職は藁人形に火薬(鉄砲火薬)を詰めて大蛇に食わせ、腹の中で爆発させた(化け物退治)傷ついた大蛇は、国分寺の鐘をかぶり、空を飛...
丹波

若宮神社 杵の宮(京都府綾部市)

わかみやじんじゃ きねのみやかつてあった池に棲む化け物が人身御供を要求していたその正体は、行商人が罠にあった鳥と交換して置いた鮭の干物(食品食材)であった正体を見破った行商人は杵(農具)で化け物を殴って退治した(化け物退治)『日本の伝説1 ...
山城

蟹満寺(京都府木津川市)

かにまんじある時、娘が食用の蟹を助けてやった。父も『娘をやる』条件で蛇から蛙を助けた蛇は人間に化身して娘を貰い受けに来るが、父娘は3日の猶予を願い、観音経を唱え続けた3日後蛇は業を煮やして暴れ回るが、無数の蟹が蛇を退治した(動物報恩譚:化け...
山城

長池(京都府城陽市)

ながいけかつて新野池という池があり、悪蛇が棲み着いて害をなしたこの蛇を退治した時(化け物退治)、尾の中から一振りの神剣(刀剣)が出てきたため、大和の石上神社に奉納した現在池はなく、JR長池駅前にモニュメントが造られている『日本の伝説1 京都...
洛中

鵺大明神 鵺池(京都市上京区)

ぬえだいみょうじん ぬえいけ近衛天皇の時代、夜になると東三条殿から黒雲が御所の上へ来て天皇を悩ませた源頼政が指名され、物の怪(鵺)退治をおこなった(化け物退治)鵺を討った鏃(矢)を洗ったのが鵺池であり、そのそばに鵺大明神が建てられた『日本の...
洛中

東向観音寺 土蜘蛛塚(京都市上京区)

ひがしむきかんのんじ つちぐもづか東向観音寺の境内にある源頼光が退治した(化け物退治)土蜘蛛の塚(明治31年に宅地造成のため破却)にあった石灯籠などを収めた『日本の伝説1 京都の伝説』(角川書店)p.37京都市上京区 馬喰町