占い

吉野

魚見石(奈良県東吉野村)

うおみいし神武天皇が夢淵に厳瓮(酒器)を沈めて戦勝占いをしたところ、川の魚(魚類:鮎とも)が酒に酔って浮かび上がったその様子を下流で見届ける時に、上の乗ったとされる石(名石)『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.124奈良県東吉野村...
吉野

夢淵(奈良県東吉野村)

ゆめぶち高見川・四郷川・日裏川が合流する淵丹生川上神社中社の境内にあたり、潔斎の場である“斎淵(いみぶち)”が訛っと名とされる(地名の由来)神武東征の折、神武天皇が淵に厳瓮(酒器)を沈めて、戦勝の占いをおこなった『日本の伝説13 奈良の伝説...
吉野

片腹淵(奈良県吉野町)

かたはらふち大海人皇子(天武天皇)は壬申の乱の折、献上されたウグイ(魚類)の片身だけを食べ、淵に放った「片身で生きて泳ぐなら良いことがある」と占いをしたところ泳ぎだし、戦に勝利した『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.123奈良県吉...
吉野

桜本坊(奈良県吉野町)

さくらもとぼう大海人皇子が吉野にあった冬の夜、夢で満開の桜を見て、目覚めて窓を開けると山に満開の桜があった角乗法師(名僧)に夢占いさせると、王となる夢とされ、翌年天武天皇として即位した即位後にその桜の木を求め、その場所に桜本坊を建てた(創建...
奈良宇陀

興福寺 額塚(奈良県奈良市)

こうふくじ がくづか興福寺の南大門前に大きな穴が開いて水が溢れたため、占いで原因を見立てた(あるいは高僧が夢告を受けた)南大門に掛かっている“月輪山”の山号の扁額が出水の原因とされ、興福寺境内にその額を埋めた額を埋めた塚は茶臼山とも呼ばれ、...
北毛

謙信のさかさ桜(群馬県みなかみ町)

けんしんのさかさざくら越後から関東へ出征した上杉謙信が、馬の鞭にしていた枝を地面に挿して根付いて生長した桜の木この桜の花がよく咲いた年は豊作になるとされる(占い)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.63群馬県みなかみ町 相俣
峡北峡中

根古屋神社 大ケヤキ(山梨県北杜市)

ねごやじんじゃ おおけやき本殿と舞台を挟んで生える2本の欅の巨木向かって左が「田木」、右が「畑木」とされ、芽吹きの早さで田畑いずれが豊作となるか占いをおこなう『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.80山梨県北杜市 須玉町江草
峡北峡中

当麻戸神社(山梨県韮崎市)

とうまとじんじゃ正月1日に、境内の池にある御供石(磐座)に神饌を置くと、白斑の烏がやって来てついばむさらに烏はそれを新田に持っていき、その置き場所によって農作の豊凶占い、烏飼いの神事(祭礼)がおこなわれる『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川...
峡北峡中

夢見山 夢見石(山梨県甲府市)

ゆめみやま ゆめみいし嫡男誕生の際、武田信虎(戦国大名)はこの山で宴を開いて昼寝をしていた生まれてくる子が曾我兄弟の弟・五郎であると夢で知らされたこと(夢告)から、夢見山の名が付いた(地名の由来)武田信玄が頂上にある石に腰掛けて(腰掛け石)...
北摂

弁慶の鏡水跡(大阪府箕面市)

べんけいのかがみみずあと平氏との戦い(一の谷の戦い)の臨むに当たって、この地へ来た弁慶が池に映る自分の姿を見て戦況の占いを立てた『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.114大阪府箕面市 瀬川