吉野笠之辻地蔵(奈良県五條市) かさのつじじぞう桜井康成という武士(武人)は狩り好きで、母親は常にその殺生を戒めていたある時康成は、猪の皮を被って戒めようとした母を誤って射殺してしまい、仏門に入った(因果応報譚)康成は郡山の矢田寺の地蔵菩薩を日参していたが、夢で地蔵から「... 2025.11.24吉野
生駒葛城龍田大社(奈良県三郷町) たつたたいしゃ第10代崇神天皇の御代、各地で凶作・疫病が広がった時、天皇の夢に神が現れ「龍田に祀るよう」夢告を受け創建した(創建伝説)元寇の折、社の背後から大きな袋物が舞い上がって西へ飛んでいくと嵐が起こり、元の船団を沈めた(神威を見せる)... 2025.11.20生駒葛城
生駒葛城鬼取山(奈良県生駒市) おにとりやま役行者は孔雀明王の夢告を受けて、生駒にある山に棲む2匹の鬼を捕らえることとなった鬼は不動金縛りの術で捕らえられると役行者の弟子(前鬼・後鬼)となり、山は鬼取山と呼ばれた(地名の由来)『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.... 2025.11.20生駒葛城
奈良宇陀龍王渕(奈良県宇陀市) りゅうおうぶち別名・沓脱池飯降淵が隆起したため出来た池目代・藤原時廉(廷臣)が夢告によって訪れると、池で2人の童子が水浴びをしていた童子(天人)は時廉に気付いて天に舞い上がったが、その時に沓(履物)を履くことが出来ず逃げてしまったこの池は善... 2025.11.18奈良宇陀
磯城高市聖林寺 子安延命地蔵(奈良県桜井市) しょうりんじ こやすえんめいじぞう享保の頃、文春という僧侶が女人安産の大願成就のために浄財を集め丈六の地蔵を造立した造立の際、文春の夢に地蔵菩薩が現れ、但馬の石工3名に依頼するよう夢告した同じく石工たちも地蔵菩薩の夢告を受け、奈良へ向かう途... 2025.11.15磯城高市
磯城高市面塚(奈良県川西町) めんづか結崎清次(後の観阿弥:能狂言師)が御前能成功を祈願して糸井神社に参拝した天から1枚の翁面とネギ(果菜)が降ってくる夢を見て(夢告)、実際にそれらが落ちていたので塚を築いた清次はこの面を着けて能を演じて褒美を貰い、ネギは“結崎ねぶか"... 2025.11.13磯城高市
奈良宇陀弘仁寺(奈良県奈良市) こうにんじ嵯峨天皇は奈良の南に霊山があるとの夢告を受けたため、諸臣にその旨を問い質した小野篁が該当する山があるとして、勅命を受けて弘仁寺が建てられた(創建伝説)『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.35奈良県奈良市 虚空蔵町 2025.11.13奈良宇陀
奈良宇陀帯解寺(奈良県奈良市) おびとけでら文徳天皇の后・染殿皇后が懐妊したが、臨月になっても子が生まれず難儀した奈良の南にある寺の地蔵に帯(衣類)を巻き付け、その帯を皇后の身体に巻いて解くと安産になると夢告があったそれに従って皇后は無事安産となり、現在も多くの参拝がある... 2025.11.13奈良宇陀
奈良宇陀青井神社(奈良県奈良市横井) あおいじんじゃ歌会で敗れた腹いせに讒言された小野小町は宮中を追われて放浪、途中瘡に罹った夢に翁が現れ、瘡は前世の悪縁で、奈良の疱瘡神へ行って祈願すると治ると言われた(夢告)その後21日間の祈願の末回復したので、くさ神として広く信仰された(悪... 2025.11.13奈良宇陀
生駒葛城牛の宮(奈良県大和郡山市) うしのみや6年の年季奉公で働いていた小僧(下男)が3年で亡くなり、夢で残りの年季を翌日通りがかる牛で補うと約束した(夢告:生まれ変わり)夢の通り手に入れた牛はよく働いたが、3年後の年季明けの日に急死したので塚を建てて葬った『日本の伝説13 ... 2025.11.08生駒葛城