夢告

さいたま川口

上小子育地蔵(埼玉県さいたま市大宮区)

かみここそだてじぞう別名・首なし地蔵、喧嘩地蔵長らく首のないまま祀られていたが、ある老人の夢に「櫛引町の畑の中に首が埋まっている」との夢告があった首を掘り出して繋げたところ、特に子育てにご利益のある地蔵と崇敬されるようになった『日本の伝説1...
さいたま川口

一本杉塚(埼玉県蕨市)

いっぽんすぎづか別名・金子塚、あるいは兜塚とも呼ばれる蕨城主・渋川氏(戦国武将)が滅びた際に討死した将兵の兜などを埋めた塚とされる(落城伝説)目印として塚の上に杉の木が植えられていたこの塚から和楽備神社(旧蕨城跡)に白馬で駆けてゆく武将の夢...
さいたま川口

善光寺(埼玉県川口市)

ぜんこうじ夢告により信濃善光寺に参詣した定尊(僧侶)が阿弥陀三尊像(仏像)を模造、笈(旅具)に入れて各地を巡錫したこの地で休憩後、笈が重くなって持ち上がらなくなったため、堂を建てて仏像を安置した(創建伝説)『日本の伝説18 埼玉の伝説』(角...
西毛

塩薬師(群馬県富岡市)

しおやくし故郷の出羽へ帰る途中、小野小町がこの地で病を得たため庵を結んで滞在した近くの薬師如来に1000日参詣すると病が治るとの夢告に従って快癒したため、塩俵(食品食材)を供えたそばにある塩井戸の水は病気平癒に効くとされた『日本の伝説27 ...
西毛

蛇宮神社 龍の爪かき石(群馬県富岡市)

じゃぐうじんじゃ りゅうのつめかきいし鏑川に棲み着いた白蛇が龍となって昇天する際に、後ろ脚で蹴った痕が残る石その後、神として祀って欲しいと慈眼法師に夢告して祀られるようになった(創建伝説)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.125...
西毛

一行寺(群馬県藤岡市)

いちぎょうじ法然の弟子となった津戸三郎為守が出家して(僧侶)全国行脚している途中、木曽郷戸の宿で夢告を受け、仏像を携えて関東へ下った上野国に入ると急に仏像が重くなったため、所縁の地として寺を建立した(創建伝説)この観音像は巴御前の持仏である...
西毛

於菊稲荷神社(群馬県高崎市)

おきくいなりじんじゃ於菊という町娘が重病になった時に、この稲荷に平癒を祈願して無事に治ったその際「人のために尽くせ」という夢告を受け、この神社の巫女となって数々の予言をおこなった(名称の由来)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.1...
西毛

慈眼寺 少将桜(群馬県高崎市)

じげんじ しょうしょうざくら厩橋藩主の酒井雅楽頭忠清(大名)はこの寺にあるしだれ桜が気に入り、苗木をもらって城に植えた桜の木は花を全くつけず、藩主の夢枕に立って慈眼寺に帰りたいと訴えた(夢告)その後寺に返されると、桜は毎年花を咲かせた忠清の...
西毛

抜鉾神社(群馬県高崎市菊地町)

ぬきほこじんじゃ敬神家の家で子供が天然痘に罹った時、翁が夢に現れて鰻を身代わりにして治すと告げた(夢告)鰻を飼うと子供の病気は治り、鰻の全身に痘瘡が出来た(悪瘡平癒)身代わりとなった鰻を神社そばの池に放し、その後は鰻を食べない(禁忌)『日本...
北毛

四万温泉(群馬県中之条町)

しまおんせん坂上田村麻呂が蝦夷征伐の途上に入浴したのを始まりとする温泉頼光四天王の碓井貞光がこの地に滞在中、夢枕に童子が現れ「40000の病悩を治す湯を授ける」と言われた(夢告)その直後に温泉を発見したため、四万温泉の名が付いた(地名の由来...