天武天皇

吉野

片腹淵(奈良県吉野町)

かたはらふち大海人皇子(天武天皇)は壬申の乱の折、献上されたウグイ(魚類)の片身だけを食べ、淵に放った「片身で生きて泳ぐなら良いことがある」と占いをしたところ泳ぎだし、戦に勝利した『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.123奈良県吉...
吉野

犬塚(奈良県吉野町)

いぬづか壬申の乱の時、逃げてきた大海人皇子(天武天皇)を国栖の里人が匿ったが、犬が匂いを嗅ぎつけて吠えだした里人はその犬を殺したが、皇子の愛犬だったため塚に葬り、以降犬を飼うことは禁忌とされた『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.1...
吉野

浄見原神社 国栖奏(奈良県吉野町)

きよみはらじんじゃ くずそう壬申の乱の時に天武天皇に味方した国栖の里人は舞を披露して無聊を慰めたその後も朝廷で国栖奏(音曲:踊り)として舞われたが、現在は1月にこの神社の祭礼で奉納される『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.123奈...
吉野

桜本坊(奈良県吉野町)

さくらもとぼう大海人皇子が吉野にあった冬の夜、夢で満開の桜を見て、目覚めて窓を開けると山に満開の桜があった角乗法師(名僧)に夢占いさせると、王となる夢とされ、翌年天武天皇として即位した即位後にその桜の木を求め、その場所に桜本坊を建てた(創建...
奈良宇陀

香酔峠(奈良県奈良市)

こうずいとうげ天武天皇が東征の折、この地で軍馬を休め、清瀧で疲れを癒やした笠置から吉野へ逃げる途中の後醍醐天皇一行が芳香に気付いて、この峠で休息したこの香りは、周辺に自生するスズラン(草本)によるものとされる(地名の由来)『日本の伝説13 ...
北信

一夜山(長野県長野市)

いちやさん鬼無里の里に遷都しようとしたところ、鬼女(巨人)が妨害のために里の中央に山を一夜で築いた(一夜作り伝説)怒った天武天皇は、阿倍比羅夫を派遣して鬼女を退治させた(化け物退治)それまでは水無瀬村と呼ばれていたが、鬼を退治したので「鬼無...
洛外

八瀬のかま風呂(京都市左京区)

やせのかまぶろかまの中で青松葉を焚いて土を熱し、塩水をうったむしろを敷いてそこに横になる、風呂の一種大海人皇子(天武天皇)が壬申の乱の時にこの地で受けた矢傷を治すのに考え出された『日本の伝説1 京都の伝説』(角川書店)p.76京都市左京区 ...