四万十足摺井森神社(高知県四万十市) いもりじんじゃ土御門上皇の皇子の妃である千代鶴姫(妊婦)は、配流地の土佐へ赴く途中、山の中で産気付いて出産した大屋敷まで辿り着いたが、そこで8匹の狼に取り囲まれてしまった(子女受難)姫は手持ちの鏡で照らして狼を怯ませて逃げようとしたが、鏡を... 2025.12.06四万十足摺
室戸安芸お産杉跡(高知県北川村) おさんすぎあと野根街道沿いにある杉の巨木跡ある妊婦が通行中に陣痛が始まり、通りがかった飛脚が助けたが、日暮れとなったため狼が周囲に現れた飛脚は妊婦を木の上に担ぎ上げて狼の襲撃を防いでいたが、その最中に無事に赤子を産んだその後狼は“佐喜浜の鍛... 2025.12.05室戸安芸
室戸安芸鍛冶ヶ嬶供養碑(高知県室戸市) かじがかかくようひ陣痛が始まった妊婦を飛脚が助けたが、日が暮れて狼に襲われそうになり、木の上に逃げて襲撃を防いだ狼は“佐喜浜の鍛治ヶ嬶”と呼ばれる狼を呼んできたが、飛脚が渾身の力で手傷を負わせて退散させた(千疋狼)翌朝飛脚は血の跡を追って佐... 2025.12.05室戸安芸
峡北峡中阿難坂峠(山梨県甲府市) あなんざかとうげ別名・女坂峠身重の女性(妊婦)がこの峠に差し掛かった時に産気付いたが、母子共に亡くなった(子女受難)供養のために子を抱いた地蔵を置き、それを“女石”と呼んだことから名が付いた(地名の由来)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川... 2025.08.08峡北峡中
能登南生神社 お産の井戸(石川県志賀町) うるかみしゃ おさんのいどこの地で源義経の愛妾が難産した時、末代まで産婦(妊婦)を守ると請願した井戸の水を飲み、この水を浸した石を懐中にすると安産となる『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.89石川県志賀町 富来生神 2025.06.19能登南
金沢道入寺(石川県金沢市) どうにゅうじ臨月で亡くなった妊婦の幽霊が毎夜飴を買って帰った(飴買い幽霊)妊婦の墓を掘り返すと赤子が飴を舐めており、その後赤ん坊は出家して7代目の住職として寺を継いだ(生誕伝説)7代目住職は円山応挙に幽霊画(絵画)を描いてもらって朝夕礼拝し... 2025.06.14金沢
金沢立像寺(石川県金沢市) りゅうぞうじ毎夜団子屋に白餅(食品食材)を買いに来る女があり、不審に思ってついていくと、立像寺の前で消えた(幽霊)住職と共に妊婦の墓を掘ると、棺の中で男児が生まれており、かたわらに白餅があった(飴買い幽霊)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説... 2025.06.13金沢
備後ゆるぎ地蔵(広島県福山市) ゆるぎじぞうある侍が地蔵の前で妊婦を辻斬りしたところ、赤子が産まれた侍が立ち去る間際、地蔵が揺らぎながら「わしは言わんが、われ言うな」と言った(喋る物)その後、侍が人を斬った話をしたところ、その時の赤子だった若者に話を聞かれて仇討ちされた(... 2025.05.26備後
庄内千河原八幡神社(山形県庄内町) ちがはらはちまんじんじゃ大山守命(親王)が追っ手に捕らえられ斬られた場所とされ、主祭神となっている千河原の地名は血河原からきているとされる(地名の由来)討たれる直前、大山守命は妊婦に匿ってもらったため安産の守り神となり、やや祭りという奇祭(... 2025.02.17庄内
先島諸島久部良割(沖縄県与那国町) くぶらばり人頭税の負担を軽減するために行われた口減らし策海岸にある断層を妊婦に飛び越えさせることで、死亡させたり流産させたりした『日本の伝説2 沖縄の伝説』(角川書店)p.115沖縄県与那国町 与那国 2025.01.16先島諸島