中越大儀寺 関山の毛塚(新潟県南魚沼市) だいぎじ せきやまのけづか源教という僧が、転落死が絶えない五十嵐橋で寒行供養していると、菊という名の女の幽霊が現れた幽霊は髪の毛があるため成仏出来ないので、髪を剃って欲しいと頼んだ源教は幽霊を寺に招いて髪を剃り、そのうちの何本かを手元に残す... 2025.04.03中越
臼杵佐伯▲千人塚(大分県佐伯市) せんにんづか日輪当午塔とも堅田川のあたりで島津氏と佐伯氏が戦い(戦国の戦い)、多くの死者が出たこのあたりに幽霊が現れたり、合戦の雄叫び(声の怪)が聞こえるなどの怪異が続いた庄屋の芦川八郎兵衛が供養塔と塚を建てたところ、怪異が収まった『日本の... 2025.03.17臼杵佐伯
西讃亡霊済度の経塚(香川県綾川町) ぼうれいさいどのきょうづか口から火を吐き飛び回る女の幽霊に村人が悩まされていた法然が一字一石を書いて塚に埋め、読経を7日間おこなったところ、幽霊は現れなくなった(成仏させる)『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p.78香川県綾川町 畑田 2025.03.06西讃
庄内三森山(山形県鶴岡市) みつもりやま庄内地方独特の送り盆行事・モリ供養をおこなう霊場の1つ(特殊な供養)盆の後、低山などに死者の霊が集まり、さらに高い山へ登っていくと信じられている慈覚大師円仁が巡拝中に母親の幽霊と遭遇し、それを供養したことから始まったとされる『日... 2025.02.18庄内
村山粕くらい地蔵(山形県東根市) かすくらいじぞう毎夜酒粕(食品食材)を食べさせろと言ってくる男があり、後をつけると四つ辻で消えた酒屋の枕元に男が立ち(幽霊)、死んで酒が飲めなくなったので酒粕でもと思い現れたと告げた酒屋は不憫に思い地蔵を建てると、男は現れなくなったその後、... 2025.02.17村山
最上庭月観音(山形県鮭川村) にわつきかんのん最上三十三観音の33番札所(札所巡り)渡し船で参拝する折、心の穢れた者は大蛇の幻影を見て、その恐ろしさから参拝できないとされた斯波氏(武家)の姫であった光姫に横恋慕した鮭川の横川大膳は、姫を拉致しようとして失敗、処刑されたそ... 2025.02.17最上
最上お化け石(山形県真室川町) おばけいし別名「十字石」かつて銀山から逃げる途中で斬られたキリシタンの女がいたその後、村の祭りで剣舞を舞っていた若者が突然発狂したが(憑依)、その時見知らぬ女が見物人の中にいた庄屋が後を追って斬りつけると女は消え(幽霊)、若者は石の前で正気... 2025.02.17最上
最上沼田城(山形県新庄市) ぬまたじょう湿地帯に造られた城のため難工事となり、13才の娘を黒い牛に乗せて人柱とするよう進言を受けて実行した本丸近くの池に少女の幽霊が現れ「水が欲しい、喉が焼ける」と言って泣き叫び、侍たちが恐れをなした『日本の伝説4 出羽の伝説』(角川書... 2025.02.17最上
北信大秋山村跡(長野県栄村) おおあきやまむらあと平家の落人が秋山郷で最初に住んだ村天明の飢饉の折に村が全滅した全滅後、ある僧が日暮れ時に村跡を通りがかると、後から誰かがつけてくる足音がした(音の怪)屋敷集落へ辿り着くと、経文を書き、再度村跡を訪れて差し出すと、手(幽霊... 2025.01.26北信
中頭御茶多理真五郎墓(沖縄県西原町) うちゃたいまぐらーぬばか歌好きで、相撲を取らせると沖縄一と言われた五郎という若者がいた五郎を御茶多理墓地に埋葬したが、夜な夜な幽霊となって現れ、相撲の喊声や歌や三線の音が鳴り続けた(音の怪)五郎の霊は御茶多理真五郎と呼ばれ、供物が腐るように... 2025.01.13中頭