生駒葛城大和郡山城跡 三の丸蛙(奈良県大和郡山市) やまとこおりやまじょうあと さんのまるかえる梅雨になると、大和郡山城三の丸に数㎜ぐらいの黒い小さな蛙が大発生する斬首の刑で死んだ者(罪人)の怨念(怨霊)が具現したものとされる(呪い)『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.26奈良県大... 2025.11.08生駒葛城
奈良宇陀栴檀の古木(奈良県奈良市法華寺町) せんだんのこぼく法華寺町の四つ辻にある栴檀の木(木本)と、南の高橋堤の両方からジャンジャン火と呼ばれる怪火が現れて合戦をした火の中に中年男の顔が見えるが、怨みを残して死んだ奈良朝の公卿(公家)の怨霊であるとされた『日本の伝説13 奈良の伝説... 2025.11.08奈良宇陀
川越飯能薬王寺 ねずみ薬師(埼玉県所沢市) やくおうじ ねずみやくし南朝の新田義宗(南北朝の武将)が隠れ住んだ終焉の地とされ、本尊の薬師如来(仏像)はその持仏といわれる後に鼠が大繁殖し、新田の怨霊の仕業とされた時、薬王寺の本尊がそれを追い払うとして広く信仰された(鼠除け)『日本の伝説... 2025.10.23川越飯能
中毛八郎神社(群馬県伊勢崎市) 群馬郡の地頭・群馬大夫満行(地方豪族)の末子である那波八郎満胤は上野国の目代となったが、7人の兄に謀殺された遺体を蛇喰池の中島に沈めたところ怨霊が大蛇となり、兄の一族を滅ぼす激しい祟りを引き起こした時の光仁天皇が宣旨を下し、年1回一人だけの... 2025.09.25中毛
西三河瀧山寺三門(愛知県岡崎市) たきさんじさんもん飛騨権守藤原光延という大工の棟梁が建築した門屋根の尾垂木の1本が逆に付けられている(逆柱)ことを老婆に指摘され、光延は恥じてノミを咥えて三門から飛び降りて自害した三門脇にある碑と塚が墓であるとされる一説では、誤りを指摘した... 2025.05.12西三河
内房亀山神社(千葉県君津市) かめやまじんじゃ日本武尊は東征により夷を平らげ、村人を慰撫したことから、祭神として祀られるようになった阿久留王(鬼)の手下がこの地に逃れたが食べ物がなく、飢え死にして怨霊となって人の住めない場所にした怨霊は不動明王の力によって退治され、不動... 2025.04.27内房
中越女﨟ヶ瀬(新潟県三条市) じょろうがせ五十嵐川(河川)が信濃川に合流する地点の瀬三条左衛門(伝承の男性)と京都で懇ろとなった白拍子の白菊が、左衛門を追って三条まで来たしかし会うことが叶わず、白菊は悲観して川瀬に身を沈めて死んだその後、この瀬を通る船が立ち往生し、川底... 2025.04.06中越
洛中金輪井戸(京都市下京区) かなわのいど嫉妬した女人が貴船へ丑の刻参りをしたが、満願の日に井戸のそばで亡くなった死んだ女人が怨霊となったので、使っていた金輪(調理道具)を埋めて塚を築いた(謡曲「金輪」)井戸の水を相手に飲ませると縁切りが出来るという嫉妬(嫉妬猜疑)に狂... 2024.12.17洛中