投げ石

奈良宇陀

國津神社(奈良県奈良市都祁白石町)

くにつじんじゃ隣村にあるカシワ峰から白い石(投げ石)が飛んできたことから、これを御神体として神社が出来た(創建伝説)ここから白石の地名となり(地名の由来)、この白い石を元のカシワ峰の地に戻すと、必ず災難(祟り)が起こる『日本の伝説13 奈良...
奈良宇陀

鍋倉渓(奈良県山添村)

なべくらけい神野山の天狗と伊賀青葉山の天狗が喧嘩をして、青葉山の天狗が大量の石を神野山に投げ込んだ(投げ石)神野山の天狗がそれを放置したところ、巨石だらけの渓谷(渓谷峡谷)が出来てしまった正直者が石の下の谷を覗くと、死んだ親(幽霊)の顔が見...
奈良宇陀

天乃石立神社 神戸岩(奈良県奈良市)

あまのいわたてじんじゃ かんべいわ手力男命(記紀神話の神)が天の岩戸を押し開いた時に投げ飛ばした巨石(投げ石)皇室で慶事があるごとに鳴動するとされる(変事の知らせ)『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.70奈良県奈良市 興ヶ原町
行田春日部

避来矢神社(埼玉県羽生市)

ひらいしじんじゃ下野国から飛んできた大石(甲石:投げ石)を御神体とする藤原秀郷が龍王から授かった“避来矢の鎧”にちなんだ社名となる(名称の由来)『日本の伝説18 埼玉の伝説』(角川書店)p.55埼玉県羽生市 上村君
西毛

鬼石神社(群馬県藤岡市)

おにしじんじゃ御荷鉾山に棲む鬼が空海によって調伏され、逃げる途中の投石峠で石棒を投げ棄てた鬼の投げた石(投げ石)は“鬼石”と呼ばれ、社殿の床下に御神体として安置されている(創建伝説)平将門の宮女の潜居地とも言われ、鬼石の下に将門の首が埋まっ...
西毛

投石峠(群馬県神流町)

なげいしとうげ西御荷鉾山と東御荷鉾山の間にある峠空海によって退治された鬼が、武器として使っていた石棒(武具)をここから投げ放った(投げ石:地名の由来)石が落ちた場所は“鬼石”という地名となった『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.1...
峡東

飛尾大神社(山梨県山梨市)

とびおだいじんじゃ東征から戻る途中の日本武尊が座ったという石(腰掛け石:御褥石)が残るこの石は北西にある琴比良山から飛んできたため、社名がついたとされる(投げ石:名称の由来)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.49山梨県山梨市 三...
郡内

鬼の立石(山梨県大月市)

おにのたていし岩殿山に棲む鬼は常に両手に石の杖を持っていたが、ある時何かの折にそれを空高く投げた右に持っていた石は西に飛んで突き刺さり、鬼の立石と呼ばれるようになった(投げ石)最近では、桃太郎に追い詰められて、石を投げたとされる『日本の伝説...
郡内

鬼の杖(山梨県大月市)

おにのつえ岩殿山に棲む鬼は常に両手に石の杖を持ってい投げ石たが、ある時何かの折にそれを空高く投げた左に持っていた石は東に飛んで突き刺さり、鬼の杖と呼ばれるようになった(投げ石)最近では、桃太郎に追い詰められて、石を投げたとされる『日本の伝説...
能登南

飯川神社 大ケヤキ(石川県七尾市)

いがわじんじゃ おおけやき天狗が棲む欅の木で、向かいの酒屋へ酒を飲みに行くと凶事があると言われた(変事の知らせ)幹の分かれ目に弁慶が投げ乗せた大石(投げ石)があったとされる『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.97石川県七尾市...