行田春日部総願寺(埼玉県加須市) そうがんじ重篤な病となった58代光孝天皇が智証大師(名僧)に命じて彫らせた不動明王(仏像)を祀る関東に移された後に水害によって像が流されこの地に辿り着いたため、ここに堂宇を建てて祀った(創建伝説)不動明王を祀ったことから不動岡の名が付いた(... 2025.10.23行田春日部
さいたま川口泉福寺(埼玉県桶川市) せんぷくじ承平の頃(931~938年)、大洪水(水害)で本堂と本尊(仏像)が流失してしまったこの本尊は下流で3名の漁夫によって拾われ、浅草寺の本尊となったとされる(創建伝説)泉福寺の本尊は江戸時代に新造され、江戸から船で一夜で遡上して到着し... 2025.10.20さいたま川口
峡東長慶寺 笛吹権三郎の墓(山梨県笛吹市) ちょうけいじ ふえふきごんざぶろうのはか権三郎という若者は笛(楽器)の名人で、母と共に暮らしていた洪水(水害)が起こり母だけが流されると、権三郎は行方を尋ねて川沿いを彷徨ううちに溺死した権三郎が死んだ河川は後に笛吹川と呼ばれるようになった(... 2025.08.05峡東
峡東栖雲寺 雨乞い菖蒲(山梨県甲州市) せいうんじ あまごいあやめ栖雲寺に生える菖蒲を借りて祈祷すると必ず雨が降るが、丁重に扱わないと嵐となる(祈雨:雨乞い伝説)明治40年(1907年)、遠足の生徒が菖蒲をなぎ倒したところ、直後に死者200名超の大水害が発生した(禁を犯す)『日本... 2025.08.05峡東
加賀保名が淵(石川県小松市) やすながふち保名という美しい少女がいたが、片目が不自由であった薬売り(商人)の男と懇ろになったが、薬売りは保名を棄てて余所へ向かった追いかけた保名は、水面に映える男の影を見間違えて川に飛び込んで溺死した(悲恋伝説)保名の死後、淵に片目の大蛇... 2025.06.17加賀
西讃満濃池(香川県まんのう町) まんのういけ空海も修築に当たった日本最大の溜池昔から龍神が蛇の姿で棲んでおり、ある時鳶に化けた比良山の天狗にさらわれた天狗の住処で比叡山の僧侶に助けられた龍神は、その後比良山の天狗を見つけて殺した(『今昔物語』)国司が大鯉を所望し、堤に穴を... 2025.03.06西讃
南信夜泣き石(長野県飯田市) よなきいし未の満水(水害)のときに流れてきた巨石に子供が下敷きとなって死んだ巨石から子供の泣き声がするため(夜泣き石)、地蔵を上に置いて祀ったところ声は聞こえなくなった『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.110日本伝承大鑑 長野県飯... 2025.01.28南信
南信米高岩(長野県伊那市) こめたかいわ天女橋の下あたりにある、上に祠の置かれた巨石川の水がこの岩にあたって流れる年は、水害などで凶作となり、米の値段が上がるといわれる(目安の石)『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.102長野県伊那市 高遠町西高遠 2025.01.28南信