奈良宇陀

龍王渕(奈良県宇陀市)

りゅうおうぶち別名・沓脱池飯降淵が隆起したため出来た池目代・藤原時廉(廷臣)が夢告によって訪れると、池で2人の童子が水浴びをしていた童子(天人)は時廉に気付いて天に舞い上がったが、その時に沓(履物)を履くことが出来ず逃げてしまったこの池は善...
奈良宇陀

高雷神社(奈良県奈良市)

たかいかづちじんじゃ?三ツ池の1つ上の池の奥にあり、日照りが続くと社の前にある井戸の水を浚って鏡を取り出す鏡を取り出して日光に当て、村人全員が覗き込んで元に戻すと雨が降るとされる(祈雨)『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.67奈良...
磯城高市

岡寺 龍蓋池(奈良県明日香村)

おかでら りゅうがいいけ境内にある池で大蛇(龍)が棲んでいたが、義淵(名僧)が退治した(化け物封印)日照りの時に池の中央にある石(封印の石)を動かすと雨が降る(雨乞い伝説)創建当時は“龍蓋寺”の寺名であった『日本の伝説13 奈良の伝説』(角...
生駒葛城

菅田神社 一夜松(奈良県大和郡山市)

すがたじんじゃ いちやまつ茶屋の娘・こまのに懸想されて追われた飛脚が、菅田神社に逃げ込んで松の大木の上に隠れたこまのは池の水面に映った飛脚を本物と思って飛び込み大蛇に変化した(変身譚)松は枯死したが、その樹皮が残されている『日本の伝説13 ...
奈良宇陀

龍象寺(奈良県奈良市)

りゅうぞうじ近くの池に龍が棲んで人を襲うので、人々が騒いでいると、一人の武人が退治しようと池に潜った龍は武人を掴んで空へ飛んだが、やがて空からズタズタに斬られた死骸が落ちてきた龍の死骸を集めて葬ったのが龍象寺の始まりとされ(創建伝説:名称の...
奈良宇陀

広大寺池(奈良県奈良市)

こうだいじいけ聖徳太子が稗田の里(現・大和郡山市)を巡察した時、里人が水不足で稗を食しているのを哀れに思ったそこで少し離れた場所で杖を突いて水を出して池を造ったそのため広大寺池の水の権利は、池から離れた稗田のものとなった(起源伝説)『日本の...
奈良宇陀

鳴雷神社・龍王池(奈良県奈良市)

めいらいじんじゃ・りゅうおういけかつて猿沢の池に龍神が棲んでいたが、采女が入水して穢れたため(不浄)、春日山の龍王池に移り棲んだこの地でも死骸を捨てる者があったため、龍神はさらに室生の龍穴に移った『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p...
奈良宇陀

采女神社(奈良県奈良市)

うねめじんじゃ文武天皇の寵愛が衰えたことを嘆いた采女が猿沢の池に入水した(悲恋伝説)天皇が慰霊のために祠を建てたが、池を見るのが忍びないと一夜で祠が池に背を向け、今なお後ろを向く(創建伝説:慣習の由来)『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書...
奈良宇陀

衣掛柳の碑(奈良県奈良市)

きぬかけやなぎのひ帝の寵愛を受けられないことを憂い、猿沢の池に入水した采女が、入水の前に池の畔にあった柳の木に衣を掛けた(悲恋伝説)その木があった跡に、十三重の石塔が建てられ残る『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.12奈良県奈良市...
奈良宇陀

猿沢の池(奈良県奈良市)

さるさわのいけ天平21年(749年)に造られた、周囲360mの興福寺の放生池水三分に魚七分、すまず、にごらず、でず、いらず、かえるわかず、もはえずの七不思議がある『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.12奈良県奈良市 登大路町