秩父

姿の池(埼玉県横瀬町)

すがたのいけこの池を造成する際、1ヶ所すぐに切れる堤防があり、何度も失敗が続いたそこへ巡礼の娘(巡礼六部)が通りがかったため、村人はすぐさま人柱にして池を完成させた慰霊のために地蔵を池のほとりに建てたが、若い娘が地蔵に呼ばれて身を投げる祟り...
熊谷深谷

龍淵寺 開山坐禅石(埼玉県熊谷市)

りゅうえんじ かいざんざぜんいし開山の和庵清順(名僧)がこの石の上で坐禅をしていると龍が現れたため、引導を渡した(腰掛け石:人外の悟り)翌日になると目の前の大きな池がなくなり平地となったので、そこに寺を建立した(創建伝説)『日本の伝説18 ...
行田春日部

小埼沼(埼玉県行田市)

おさきぬまある夫婦が幼子を連れて、近くで畑仕事をしていると、急に子の姿が見えなくなったおさきという母親が必死で探したところ、池に我が子の姿が映っており、思わず飛び込んだ実際は大鷲に捕らえられ樹上にあった子の影が映っただけであり、おさきはその...
川越飯能

弁天沼(埼玉県東松山市)

べんてんぬま別名・不鳴の池岩殿観音の加護で悪龍を退治した坂上田村麻呂はその首を池に埋めた龍の首に恐れをなした蛙はこの池に近づかなくなったため、鳴き声が聞こえなくなった(音止伝説)『日本の伝説18 埼玉の伝説』(角川書店)p.85埼玉県東松山...
川越飯能

明星社・明星杉(埼玉県川越市)

みょうじょうしゃ・みょうじょうすぎ尊海僧正(名僧)がこの地を通りがかった時、牛車が動かなくなったため、一夜を明かしたその夜、不思議な光(怪光)が池から現れ、そばの杉の木に留まったのを見た不思議に思った僧正が調べると、ここが円仁所縁の場所と知...
川越飯能

妙典寺 子安池(埼玉県和光市)

みょうてんじ こやすいけ日蓮が佐渡へ流罪となる途上、領主(地方豪族)の隅田時光の妻が難産であるため祈祷を依頼された懐中から取り出した楊枝で地面を掘ると水が湧き出て、それを飲ませると安産となって子が生まれたその後楊枝は根付いて成長して柳の木と...
さいたま川口

厳島神社(埼玉県北本市高尾)

いつくしまじんじゃ高尾氷川神社の境内社で、かつてこの場所には御神木の杉の木が立っていた万治3年(1660年)、この御神木に龍燈(怪光)が出現して昇天したその後元禄14年(1701年)に大風で御神木が倒れ、その跡を掘り下げて池を造って中島に社...
行田春日部

清浄寺 おむくの池(埼玉県吉川市)

しょうじょうじ おむくのいけ親鸞の木像(貴人像)を戦火から避けるため、時の住職が門前に埋めたが、その後行方が知れなくなったある時地面が動く場所を掘ったところ、その木像がむくむくと出てきた(動く絵や像)掘り出された跡に池を造り、病人がこの池に...
さいたま川口

大門神社 愛宕神社・釘付の龍(埼玉県さいたま市緑区)

だいもんじんじゃ あたごじんじゃ・くぎづけのりゅう裏にあった池に棲む雌雄の龍がたびたび現れて水害を起こしたため供養を続けたが、効果がなかった通りがかった左甚五郎がそれを聞き、龍の彫り物(像)を作って拝殿に取り付けたさらに頭・胴・尾に五寸釘を...
さいたま川口

赤山城址(埼玉県川口市)

あかやまじょうし関東郡代の伊奈氏(幕臣)の居城跡城の北西部にあった池に舟を浮かべていると、蛇の姿をした見沼の龍神が現れた干拓によって棲む場所をなくしたため家に災いすると、蛇は怒鳴りつけて池底に消えた(呪い)この池の底には伊奈氏が使っていた朱...