河川

秩父

九十九神社(埼玉県秩父市)

きゅうじゅうきゅうじんじゃ平将門の敗死後、夫人の桔梗(桔梗の前)以下99名の侍女がこの地まで逃げてきたが、逃れきれず全員が自害した(子女受難)自害した侍女は九十九神社に祀られ、七日七晩その血が流れた川(河川)は大血川と呼ばれた(地名の由来)...
熊谷深谷

船釜(埼玉県寄居町)

ふながま鉢形城のそばを流れる深沢川(河川)に船釜と呼ばれる淵があり、賽取左衛門が若い妻と暮らしていたある日、妻は自分の正体が船釜にある龍宮の乙姫の召使いで、帰還する命が下ったと言いだした妻が淵の奥へ消えたので、左衛門も後を追って淵の中に入り...
さいたま川口

鎧宮八幡神社(埼玉県さいたま市岩槻区)

よろいのみやはちまんじんじゃ徳川家康が岩槻城を攻めた時、この神社の境内に兵を集結させたことから“鎧宮”の名が付いた(名称の由来)城攻めの渡河で難儀していると、一人の老翁が白馬に乗って軽々と川(河川)を渡るのを見た老翁が渡った場所には渡河しや...
23区下町

蛇橋跡(東京都足立区)

へびばしあと大曽根村の名主・新八は、綾瀬川(河川)が氾濫しそうになり、獅子頭に長布を付けて龍を模して対岸の堤を切ろうとした対岸の村人が人が化けたものと見破ると、新八を捕らえて嬲り殺しにした(私刑)身元が割れて咎めを受けた母親は、息子の死に気...
西毛

蛇喰渓谷(群馬県藤岡市)

じゃばみけいこく日野山に棲み着いた大蛇が、ある時門脇某の放った矢で片目を射抜かれ、鮎川(河川)に落ちた(化け物退治)大蛇は川底の岩を噛み砕いて川を7日7晩堰き止め、溜まった水を使って海に逃れたことから出来た渓谷(渓谷峡谷)『日本の伝説27 ...
北毛

干俣諏訪神社(群馬県嬬恋村)

ほしまたすわじんじゃ浅間へ巻き狩りに来ていた源頼朝が滞在して蹴鞠(娯楽)に興じたことから“鞠宮”の名が付く(名称の由来)前を流れていた小川(河川)の音がうるさくて眠れず、水音を封じたことから音無川の名が付いた(音止伝説)『日本の伝説27 上...
中毛

牛石(群馬県伊勢崎市)

うしいし源義経一行が増水した粕川(河川)を渡ろうとしたが、試しに連れていた黒牛を先に渡らせた牛は濁流に呑まれて消えたが、翌日水が引くと巨大な石になっていた(化身した石)五目牛町の地名の由来となったとされる『日本の伝説27 上州の伝説』(角川...
中毛

正観寺 義経馬殿塔(群馬県伊勢崎市)

しょうかんじ よしつねうまどのとう?粕川(河川)を渡ろうとした源義経一行だが、洪水後の増水で義経の乗馬と案内をした山伏の知海坊が流された義経の身代わりになって流されたため、篤く葬って石塔を建てた(鳥獣墓)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川...
中毛

五郎神社(群馬県伊勢崎市)

ごろうじんじゃある時広瀬川(河川)の上流から矢が流れてきて、「五郎権現の垂迹である」との託宣があった(創建伝説)この五郎権現は片目で、鎌倉権五郎を指すと考えられる『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.48群馬県伊勢崎市 太田町
中毛

太郎右衛門淵(群馬県伊勢崎市)

たろうえもんぶち別名・たねん淵広瀬川(河川)の深い淵に河童が棲み着き、尻子玉を取るなどの悪さを繰り返した村一番の大力の太郎右衛門(名士)に退治を頼むと、川から引きずり出して組み伏せてしまった(怪力伝説)殺され掛けた河童は命乞いをして助けても...