大分別府

鬼女ヶ淵滝(大分県別府市)

きじょがふちたき別府の富豪の一人娘であるお清は醜い容貌(醜女)であったため嫁に行けず、それを苦にして滝壺に入水したそれ以来、男が淵に近づくと鬼女が現れるようになった『日本の伝説49 大分の伝説』(角川書店)p.19大分県別府市 河内
西讃

伊舎那院(香川県三豊市)

いしゃないんこの寺にいた下男が雨の日に傘も差さず出掛けるのを見て、住職が数珠を通してその正体を見たその後ろ姿は、天王淵に棲む善女龍王(龍)であったため、住職は小豆飯を下男に食べさせて暇を与えた(人外の悟り)『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川...
西讃

なまず塚(香川県三豊市)

なまずづか黒川にある亀淵に大鯰が棲み、人を襲っていた村人が退治に行く途中で僧侶と出会い、持参した粟飯(料理)を与えたその直後に村人は大鯰を殺し、腹を割くと、中から粟飯が出てきた怖れた村人は淵のそばに鯰を埋め、塚を建てて供養した(化け物退治:...
西讃

竜王神社 おなぎさん(香川県観音寺市)

りゅうおうじんじゃ おなぎさん雨乞いをしていた兄弟が同じ夢を見て、ある場所を掘るように言われた(夢告)地中から黒い鰻が飛び出して淵に入ると、雨が降り出した竜王神社の境内に鰻を祀った「おなぎさん」がある(雨乞い伝説)『日本の伝説5 讃岐の伝説...
西讃

大水上神社 うなぎ淵(香川県三豊市)

おおみなかみじんじゃ うなぎぶち讃岐国二之宮・大水上神社の境内にある淵淵をさらい雨乞い(祈雨)をおこなう時に、黒い鰻が出ると雨、白い鰻が出ると日照りが続き、蟹が出ると大風になるとされる『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p.69香川県三...
高松坂出

讃岐国分寺 梵鐘(香川県高松市)

さぬきこくぶんじ ぼんしょう百々[童洞]淵の大蛇がかぶっていた鐘とされ、別子八郎(武人)によって讃岐国分寺(四国八十八ヶ所霊場)に奉納された生駒一正(大名)が気に入って城下に持ち帰ったが、「国分寺へいのう(帰ろう)」と鳴り響くため、元に戻し...
高松坂出

百々淵(香川県高松市)

どうどうのふち「童洞」とも表記鮎滝橋の北にある淵大蛇が棲み着いており、別子(別枝)八郎という弓の名人(武人)が退治しようとした大蛇は頭に鐘をかぶり矢を防いだが、二の矢に当たり、数日後死体が河口の沖合に浮かんだ(化け物退治)大蛇のかぶっていた...
東讃

鼓渕(香川県さぬき市)

つづみふち俗世への未練を断ち切るために静御前が、愛用の初音の鼓(楽器)を捨てた淵『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p.28香川県さぬき市 昭和
最上

小松淵(山形県大蔵村)

こまつぶち淵にある洞穴に大蛇が棲んでおり、橋に化けて人を襲ったり、田畑を荒らすなどしていた新庄の殿様が小山八郎(武人)に命じて大蛇を退治させたが、流れ出た血が七日七晩川を赤く染めたとされる(化け物退治)『日本の伝説4 出羽の伝説』(角川書店...
南信

釣鐘淵(長野県天龍村)

つりがねぶち天竜川と遠山川の合流地点にある淵この淵から鐘が引き上げられ、寺に納められた(沈鐘伝説)日照りで作物が枯れそうになる頃、この鐘を淵に沈めると必ず雨が降るという(祈雨)『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.114長野県天龍村 ...