南信

百々淵(長野県辰野町)

どどぶち近くの崖に御堂があったが、大水で流され、淵に鐘が沈んでいる(沈鐘伝説)淵で泳いでいて、沈んだ鐘の上に来ると淵の底に引き込まれるといわれる(禁を犯す)『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.101長野県辰野町 辰野
中信

姫ヶ淵(長野県白馬村)

ひめがふち大出の吊り橋の上流側にある淵奴奈川姫(記紀神話の神)が建御名方神を産んで隠れた場所、諏訪へ向かう建御名方神と別れた場所とされる中土駅(小谷村)近くにも同様の淵があり、落城の際に姫が馬ごと入水したとの伝説もあり(落城伝説)、国に変事...
中信

機織淵(長野県大町市)

はたおりぶち木崎湖から流れる農具川を4~500m下ったところにある淵木曽義重によって落城した仁科城主の奥方が、機織道具を背負って入水したという(落城伝説)梅雨の時期に機を織る音が聞こえる(音の怪)周辺に生えている梭芦を刈ると必ず雨が降るとい...
中信

龍門渕(長野県安曇野市)

りゅうもんぶち龍宮に通じていると言われていた淵(現在は公園内に龍神宮がある)石を紙に包んで、祈りながら淵に投げ込むと、必要な椀や膳が翌朝淵に置かれていた(椀貸伝説)金品も貸してくれたが、椀を返さない者がいたため貸さなくなった『日本の伝説3 ...
北信

▲鐘ヶ淵(長野県山ノ内町)

かねがふち樽川の発電所のさらに上流付近にある大照寺(現・木島平村照明寺)がこの地にあった時、釣鐘がこの淵に転落した(沈鐘伝説)引き揚げようとしたが出来ず、新しい鐘を造ったが、その鐘も淵に落ちたそのため照明寺では鐘も鐘楼もない(慣習の由来)『...