病者

四万十足摺

鴨姫神社(高知県宿毛市)

かもひめじんじゃ島にうつぼ舟が流れ着き、中に麗しい姫君が乗っていた(貴種流離譚)姫は身分の高い家の者だったが、業病(病者)のため流されたと訴えたところ、災いを怖れた浦人が再度船を流した(子女受難)数日後漁の網に掛かった姫の遺体は持ち帰られた...
伊賀

八幡長者屋敷跡(三重県名張市)

はちまんちょうじゃやしきあと?近江国の八幡長者の息子が業病にかかったため(病者)、故郷を離れて移り住んだとされる屋敷跡現在は叢林として名が残っている『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.89三重県名張市 中知山
奈良宇陀

法華寺 浴室(奈良県奈良市)

ほっけじ よくしつ光明皇后がこの地に寺院を建てて総国分尼寺とし、浴室を造って困窮者千人の入浴を発願した(慈善事業)最後の一人が癩病者で、皇后に身体の膿を口で吸い出してくれるよう頼んだ皇后が口を近づけると病者は阿閦仏と変じてため、法華寺に祀っ...
奈良宇陀

北山十八間戸(奈良県奈良市)

きたやまじゅうはちけんこ忍性上人(名僧)が癩病患者(病者)を収容する住居として建てた建築物(慈善事業)鎌倉時代に建てられた後に焼失、江戸時代に現在地に再建された『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.20日本伝承大鑑:奈良県奈良市 川...
備北芸北

千日風呂伝説地(広島県安芸高田市)

せんにちぶろでんせつち光明皇后はこの地に浴場(風呂)を建て、1000日間病身の者の世話をおこなった満願前日に全身膿に爛れた病者が来たが、皇后は口で膿を吸い出して世話をした翌日病者が死ぬとその身体は金塊(宝物)になったため、それを使って7つの...