西毛

蛇喰渓谷(群馬県藤岡市)

じゃばみけいこく日野山に棲み着いた大蛇が、ある時門脇某の放った矢で片目を射抜かれ、鮎川(河川)に落ちた(化け物退治)大蛇は川底の岩を噛み砕いて川を7日7晩堰き止め、溜まった水を使って海に逃れたことから出来た渓谷(渓谷峡谷)『日本の伝説27 ...
西毛

高立の一本岩(群馬県下仁田町)

たかだてのいっぽんいわ高さ50mほどの単独峰(山)百合若大臣が放った矢が星穴岳を貫通し、その抜けた部分の岩が飛ばされて突き刺さった(地形の由来)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.110群馬県下仁田町 西野牧
西毛

星穴岳 射抜き穴・むすび穴(群馬県安中市)

ほしあなだけ いぬきあな・むすび穴星穴岳の中腹にある2つの貫通穴(地形の由来)射抜き穴(別名・星穴)は、百合若大臣が矢を放ち貫通させたとされるむすび穴は、矢の貫通を見た者が投げたおにぎり(料理)によって貫通した穴とされる『日本の伝説27 上...
西毛

百合若の足跡石(群馬県安中市)

ゆりわかのあしあといし百合若大臣という者が、この地から妙義の山に向かって矢を放ったその時足を掛けていた石に足跡が残った(痕が残る石)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.110群馬県安中市 横川
西毛

榛名神社 矢立杉(群馬県高崎市)

はるなじんじゃ やたてすぎ武田信玄が箕輪城を落とした帰途、榛名神社に立ち寄って戦勝報告する際に矢を立て掛けた杉の木(箕輪城攻略を祈願した際に弓矢を置いたとも)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.103群馬県高崎市 榛名山町
中毛

長松寺 矢落観音(群馬県吉岡町)

ちょうしょうじ やおちかんのん船尾山の寺が焼け落ちた時、本堂にあった観音像を矢に結びつけて遠くへ放った飛んでいった仏像は、桑摘みをしていた少女の背中の籠(農具)にすっぽりと収まり、その縁で祀られた(創建伝説)この故事から、通称“ざる観音”と...
中毛

五郎神社(群馬県伊勢崎市)

ごろうじんじゃある時広瀬川(河川)の上流から矢が流れてきて、「五郎権現の垂迹である」との託宣があった(創建伝説)この五郎権現は片目で、鎌倉権五郎を指すと考えられる『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.48群馬県伊勢崎市 太田町
石見

飯尾山八幡宮(島根県江津市)

いいおやまはちまんぐう付近の山に怪猫が出現するため、弓の名人・七右衛門(豪傑)が退治に行くが、怪猫は命中しても死ななかったまた矢が尽きると悠々と立ち去るため、よく見ると自分の家の飼い猫が鍋を被っている姿だった七右衛門は猫に悟られぬよう矢を1...
峡北峡中

昌福寺 観音堂(山梨県韮崎市)

しょうふくじ かんのんどう十一面観音、馬頭観音、正観音(実際には梵天)の3体の観音像(仏像)が祀られる源頼朝が参詣して源氏の戦勝祈願をすると、次の戦いの陣中に3人の僧侶が現れ、敵の矢を拾って渡したので勝利した(神仏霊験譚:手伝う神仏)『日本...
峡東

国立神社 矢石(山梨県笛吹市)

くにたちじんじゃ やいし天から降ってきた矢が石と化したとされる石(化身した石)この矢石から降矢姓を名乗る家がこの近辺には多くある(姓名の由来)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.50山梨県笛吹市 一宮町塩田