さいたま川口別所沼(埼玉県さいたま市南区) べっしょぬま沼の底に大蛇が棲んでおり、旱魃の際には大蛇を怒らせて雨乞いをする萱で作った大蛇を携えて若者が沼に入って暴れた直後、祈雨の祈祷をすると雨が降るとされる『日本の伝説18 埼玉の伝説』(角川書店)p.17埼玉県さいたま市南区 別所 2025.10.17さいたま川口
西毛慈恩寺 ▲池の薬師(群馬県神流町) じおんじ いけのやくし薬師仏が祀られた池に夫婦の大蛇がいたが、夫が殺されため改心した雌大蛇が、里の慈恩寺で血脈を授かった(人外の悟り)そのお礼として、大蛇は住職が願えばいつでも雨を降らせることを約束した日照りが続くと慈眼寺住職に頼んで、池の... 2025.10.02西毛
峡南四尾連湖(山梨県市川三郷町) しびれこ湖の主は牛の怪物であったが、300年ほど昔、兄弟武士がそれを退治して自らもその場で斃れた(化け物退治)当時酷い旱魃であったが、退治の翌日から大雨が降ったことから、雨乞いの地とされた(雨乞い伝説)行列を作って兄弟武士の墓を詣でた後、湖... 2025.08.12峡南
峡北峡中原山神社(山梨県韮崎市) はらやまじんじゃ釜無川西筋の村々では、諏訪の御謝山神社へ行き、勧請のため御幣をいただいたこの地で雨宿りした時に御幣を置き忘れ、この地の者がそれを拾って神の降臨として宮を建てた(創建伝説)西筋の者が戻ってきた時には既に宮が建てられており、祈雨... 2025.08.09峡北峡中
峡北峡中清澤寺 雨乞い弁天(山梨県甲斐市) せいたくじ あまごいべんてん空海が護摩の灰で造ったという弁財天の像(神像)夏の日照りの時は、この像を輿に担いで弁天沼まで行き祭事をおこなうと雨が降った(祈雨)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.58山梨県甲斐市 天狗沢 2025.08.08峡北峡中
峡東栖雲寺 雨乞い菖蒲(山梨県甲州市) せいうんじ あまごいあやめ栖雲寺に生える菖蒲を借りて祈祷すると必ず雨が降るが、丁重に扱わないと嵐となる(祈雨:雨乞い伝説)明治40年(1907年)、遠足の生徒が菖蒲をなぎ倒したところ、直後に死者200名超の大水害が発生した(禁を犯す)『日本... 2025.08.05峡東
佐渡正法寺 神事面べしみ(新潟県佐渡市) しょうぼうじ しんじめんべしみ別名・雨乞いの面旱魃に苦しむ村人のため、世阿弥(能狂言師)が雨乞いの舞を舞った時に着けた面(雨乞い伝説)旱魃の際に、この寺宝の面を借り受けて雨乞い(祈雨)に使った『日本の伝説9 佐渡の伝説』(角川書店)p.33... 2025.07.28佐渡
北摂長興寺住吉神社(大阪府豊中市長興寺) ちょうこうじすみよしじんじゃ村の年長者が、近くの池で沐浴して鍋(鍋釜)を被り、夜通し雨乞いをする「鍋いただき」の神事(祭礼)が長くおこなわれた(雨乞い伝説)また当年に他村から嫁に来た者の頭に鍋を被せて神社に祈願すると大雨が降るという(祈雨)... 2025.07.13北摂
加賀鏡の池(石川県加賀市) かがみのいけ篠原の合戦(源平の戦い)に臨む斎藤実盛が、白髪(毛髪)を染める際に使った鏡が沈められた池年に1回池から鏡を取り出され、かつては雨乞い(祈雨)に使われていた『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.74石川県加賀市 深田... 2025.06.18加賀
加賀布市神社 力石(石川県野々市市) ぬのいちじんじゃ ちからいし富樫氏(武家)の屋敷跡に建つ神社にある弁慶が単身で富樫の館を訪れ、宴席で投げ飛ばした石とされる雨乞い(祈雨)に使われていたが、その後割れて、力石として使用されるようになった『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角... 2025.06.14加賀