峡北峡中昌福寺 観音堂(山梨県韮崎市) しょうふくじ かんのんどう十一面観音、馬頭観音、正観音(実際には梵天)の3体の観音像(仏像)が祀られる源頼朝が参詣して源氏の戦勝祈願をすると、次の戦いの陣中に3人の僧侶が現れ、敵の矢を拾って渡したので勝利した(神仏霊験譚:手伝う神仏)『日本... 2025.08.09峡北峡中
郡内法泉寺 かがめや地蔵(山梨県都留市) ほうせんじ かがめやじぞう地蔵を刻む時に寸法を間違えたため、入れるはずの厨子(仏具)よりも大きくなってしまった祖暁禅師が、地蔵の頭を撫でながら「屈めや、屈めや」と唱えると、小さくなって厨子に収まった(神仏霊験譚)『日本の伝説10 甲州の伝説... 2025.08.04郡内
河内光瀧寺 炭焼不動明王(大阪府河内長野市) こうたきじ すみやきふどうみょうおう不動明王が炭焼きの老人に化身して、住職の常操に白炭の製法を伝授した(神仏霊験譚)この白炭は「光滝炭(燃料)」としてこの地域の特産品となった(起源伝説)『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.84大阪府... 2025.07.09河内
能登南八幡佐太神社(石川県羽咋市) やわたさたじんじゃ飢饉年の冬に田んぼで一株の稲穂を発見し、田の神として祀ったところ豊作となった現在でもその稲穂が御神体となる(神仏霊験譚)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.93石川県羽咋市 三ツ屋町 2025.06.19能登南
加賀仏屋敷(石川県白山市) ほとけやしき?親鸞が名号を書いて、激しく波立つ手取川に投げ入れると、波風が穏やかとなって船で渡ることが出来た(神仏霊験譚)渡し場船頭の加右衛門は名号を書いた紙を貰い受け、その住居は“仏屋敷”と呼ばれるようになった『日本の伝説12 加賀・能登... 2025.06.16加賀
加賀白山下山仏社 安正観音(石川県白山市) はくさんげざんぶつしゃ あんしょうかんのん?白山檜新宮にあった仏像で、飛騨の者が盗んで、打ち砕こうと頭を叩いたところ頭が行方知れずとなった後に檜新宮の屋根裏から頭が見つかり、接合された(神仏霊験譚)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川... 2025.06.15加賀
備後満願寺 宙づり観音(広島県尾道市) まんがんじ ちゅうづりかんのん仏像の足と蓮華台の間に半紙が通るほどの隙間があるため、この異名を持つ寺が他国へ移転したため仏像もこの地を離れたが(あるいは盗まれた)、いつしか戻ってきた信者の夢に観音が現れ、巡礼(巡礼六部)に背負って貰って戻る... 2025.05.27備後
安芸長善寺(広島県竹原市) ちょうぜんじ本尊(仏像)は、かつて伊予国の八幡宮の御神体だったが、海賊に盗まれ、嵐に遭って海に捨てられた毎夜怪光を発するので、地元の者が網で拾い上げて家に祀った夢で仏像を長善寺に持っていくよう告げられ、持参すると、住職も同じ夢を見ていた(夢... 2025.05.24安芸
安芸六字岩(広島県坂町) ろくじいわ春と秋の大潮の2回だけ姿を見せる岩礁大阪の石山本願寺へ毛利方が米を輸送した(戦国の戦い)帰りに嵐に遭い、いただいた名号を海に投げて鎮めたこの地に来て岩礁に舵(船装備)が引っ掛かったので確かめると、舵に名号が掛かっていたのでこの名が... 2025.05.24安芸
海部知多長昌院(愛知県飛島村) ちょうしょういん飛島新田(干拓地)を開拓した佐野周平は、自宅を寺にするため仏像を求めて桑名へ赴いた気に入った仏像があったが、持ち合わせがないため帰ろうとすると「買って帰れ」との声が聞こえた(声の怪)店で仏像の値段を尋ねると、持ち合わせちょう... 2025.05.10海部知多