祭礼

嶺北仁淀川

白山神社(高知県仁淀川町)

はくさんじんじゃかつてこの集落には7戸の家しかなく、神事には山爺と山姥が手伝いに来ていたある年山爺と山姥が来ないため、集落の者は覚えていた祭祀の方法で神事をおこなった遅れてきた山爺と山姥はその様子を見ると黙って山に戻り、二度と集落に来ること...
吉野

浄見原神社 国栖奏(奈良県吉野町)

きよみはらじんじゃ くずそう壬申の乱の時に天武天皇に味方した国栖の里人は舞を披露して無聊を慰めたその後も朝廷で国栖奏(音曲:踊り)として舞われたが、現在は1月にこの神社の祭礼で奉納される『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.123奈...
吉野

丹生川上神社下社(奈良県下市町)

にうかわかみじんじゃしもしゃ人に危害を加える狒々(猿)が度々現れたため、朴の葉鮨(料理)などを食わせて油断した隙に退治した(化け物退治)6月では、氏子が」と呼ばれる朴の葉鮨を神饌として供える習慣が残る(特別な奉納)『日本の伝説13 奈良の伝...
生駒葛城

奥田捨篠池(奈良県大和高田市)

おくだすてしのいけ役行者の母・刀良売(とらめ)がこの地で療養していた折、池にあった金色の蛙に篠萱(笹)を投げたところ片目を損じた直後に池にあった五色の露も一茎二花の蓮も消え失せ、母は病が重くなって亡くなった役行者は吉野の金峰山に赴いて、蛙の...
奈良宇陀

麻生田大明神(奈良県宇陀市)

あそだだいみょうじん別名・芦刈大明神三輪明神の母神とされ、この村の者が三輪明神の鍵元であるため、祭礼の際に必ず赴いた三輪明神で五月節供の粽(菓子)を作る時にはこの地の芦(葦)で巻く決まりであったまたその芦を刈る際には弁当(料理)を持参せずと...
磯城高市

三宝大荒神社(奈良県橿原市)

さんぽうだいこうじんしゃ奈良の三大荒神の一つすもも(果菜)が熟れる頃の6月28日に祭礼があるため「すももの荒神さん」と呼ばれるこの日から浴衣(衣類)を着ると厄除けが出来る(生活の俗信)『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.54奈良県...
奈良宇陀

猿田彦神社(奈良県奈良市)

さるたひこじんじゃ道祖神社とも呼ばれるこの神社の道祖神は、元興寺町の御霊神社の神との博打で負けたため、氏子の多くを取られてしまった(遊ぶ神仏:神仏の失態)祭礼では、神前で破れた蚊帳(寝具)を広げる儀式をするが、これは神が質入れするところを象...
奈良宇陀

東大寺 閼伽井屋(奈良県奈良市)

とうだいじ あかいや実忠和尚(名僧)が二月堂の修二会の際に全国の神を勧請したが、若狭国の遠敷明神(その他の神々)だけ遅参したそのため遠敷明神は、遠敷川から水を送り、二月堂下に湧水を出現させた井戸は“若狭井”と呼ばれ、この水は「お水取り」行事...
秩父

久那諏訪神社 ジャランポン祭(埼玉県秩父市)

くなすわじんじゃ じゃらんぽんまつり正徳元年(1711年)頃に起こった疫病を鎮めるため(病気平癒)、生娘を諏訪神社に人身御供としたそれを起源として、酒を飲ませた者を棺に入れて諏訪神社まで運ぶジャランポン祭(祭礼)がおこなわれる『日本の伝説1...
中毛

柳沢寺(群馬県榛東村)

りゅうたくじ下総の平常将(地方豪族)は船尾山にあった柳沢寺に祈願して、一子の相満を授かった寺で修行していた相満は、祭礼の日に天狗にさらわれて行方知れずとなった寺が隠したと誤解した常将は焼き討ちにしたが(法難)、天狗と相満が真実を告げたため、...