西毛稲含神社(群馬県甘楽町秋畑) いなふくみじんじゃ祭神の豊稲田姫(その他の神々)はインドから来た神(来訪神)で、口に種を含んで稲を日本に伝来させたその秘密を守るため、かつて氏子は稲作をおこなわなかった(禁忌:作物の俗信)榛名神とはインドから来た姉妹であったが仲違いをしたた... 2025.10.02西毛
西毛抜鉾神社(群馬県高崎市菊地町) ぬきほこじんじゃ敬神家の家で子供が天然痘に罹った時、翁が夢に現れて鰻を身代わりにして治すと告げた(夢告)鰻を飼うと子供の病気は治り、鰻の全身に痘瘡が出来た(悪瘡平癒)身代わりとなった鰻を神社そばの池に放し、その後は鰻を食べない(禁忌)『日本... 2025.09.29西毛
中毛伊香保温泉(群馬県渋川市) いかほおんせん行基によって開湯されたとも伝わる温泉湯口が止まった時に2歳の子供を犠牲にしたため(人身御供)、2歳の子供を連れて来てはいけないとされた(禁忌)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.96群馬県渋川市 伊香保町伊香保 2025.09.29中毛
北毛沢渡温泉(群馬県中之条町) さわたりおんせん鶏が発見したと言われる温泉鶏を生き埋めにしたので、温泉はゆで卵の匂いがしたり、鶏を飼う家が少ない(禁忌)強酸性の草津の湯で肌を傷めた源頼朝が、この温泉で肌を治したことから“草津の治し湯”とされた『日本の伝説27 上州の伝説』... 2025.09.27北毛
中毛満福寺(群馬県玉村町) まんぷくじ平将門が上野国へ攻め入った時、歓心を買おうと地頭の娘を差し出そうとした(子女受難)娘はこれを嫌って川に身を投げると、その霊が龍に化身して怪光を発したその後、村人が龍の顎の玉(宝物)を川から拾って、寺に納めた玉は二重の箱に収められ、... 2025.09.25中毛
中毛小沼(群馬県前橋市) この麓の村に住む赤堀道元という長者に、16歳になる一人娘があったある時娘が赤城山に登りたいと言ったため従者をつけたが、小沼で休んでいる時に入水してしまった娘は蛇体となって(変身譚)小沼の主となったが、それ以降16歳の娘が赤城山に登ることは禁... 2025.09.23中毛
東毛皆沢八幡宮(群馬県桐生市) かいざわはちまんぐう足利義兼の妻・北条時子との不義密通を疑われた足利忠綱(源平の武将)は追っ手を逃れ皆沢に逃げ込んだ隠れていたが、白犬が吠えたため見つかり、忠綱は自害した忠綱は祭神として祀られ、この地区の者は白い犬を飼わない(禁忌)『日本の... 2025.09.22東毛
出雲松江城(島根県松江市) まつえじょう城を建てる折に人柱を選ぶために盆踊りを開き、器量良く踊りの上手い娘を捕らえて櫓の下に埋めた城下で盆踊りを催すと城が鳴動したため(音の怪)、厳禁となった(禁忌)松平直政(大名)が入城した際、天守閣の最上階で美女(怪人)と遭遇し、「... 2025.09.03出雲
出雲普門院(島根県松江市) ふもんいん謡曲「杜若」を門前の橋で歌うと、女の幽霊が現れ怪異が起こる(禁忌)ある武家が謡をして帰宅したところ、家の門前に女が立っており、文箱(箱類)を渡すとかき消えた不審に思い開けると中に赤子の生首があり、客間に首のない我が子の死体が置かれ... 2025.09.03出雲
大隅枇榔島(鹿児島県志布志市) びろうじま故郷の開聞に戻った大宮姫を追って、天智天皇が崩御したと偽ってこの地に下向した(生存説)2人の間に乙姫という姫宮が生まれたが、我が子ではないとの疑念から姫宮を冷遇した悲嘆した姫宮は入水し、悲しんだ村人によって枇榔島に祀られた(子女受... 2025.08.24大隅