北摂

雉子畷碑(大阪府吹田市)

きじなわてひ長柄橋の人柱となった巌氏(長柄の人柱碑)の娘は、河内禁野の長者の嫁となったが、ひと言も言葉を発しないそのため離縁となったが、送られる途中で雉が撃たれるのを見て、和歌を一首詠んだ「ものいわじ 父は長柄の 橋柱 雉も鳴かずば 射られ...
河内

和田寺(大阪府枚方市)

わだでら惟喬親王が遊猟の折、一帯の人々を害する3本足の白雉を退治してこの地に葬った(化け物退治)あるいは遊猟の際に、3本足の白雉が渚の院に飛んできて死んだため、この地に葬った境内には「三足白雉霊」の石碑がある『日本の伝説8 大阪の伝説』(角...
奥能登

明泉寺(石川県穴水町)

みょうせんじ孝徳天皇の勅使がこの地に到着した時、白雉に導かれ観音菩薩を発見したとされる(創建伝説)空海がこの地で修行中、明星が明るく照らし降臨した(明星石:化身した石)ため寺名が付いた(名称の由来)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川...
豊前国東

兄弟割石(大分県豊後高田市)

きょうだいわりいし離れた場所にある2つの巨大な割石(切断した石)一方が割れ目で雉を食らうと、もう一方は人を食うと言われる(怪の棲む石)割れ目から中に入ると、中山仙境の地下(異界)へ行けるが、二度と戻れないとされる『日本の伝説49 大分の伝説...
北信

久米路橋(長野県長野市)

くめじはし娘の「赤まんま食べた」という歌で盗みがばれた男が人柱にされて完成した橋その後娘は口を利かなくなったが、ある時鳴き声のせいで撃たれた雉を見て「雉も鳴かずば撃たれまい」と一言だけ喋ったとされる(教訓譚)『日本の伝説3 信州の伝説』(角...
東信

雉の湯(長野県上田市)

きじのゆ別所温泉の外湯の1つで、別名・大師湯怪我をした雉が湯浴みをしたとされる温泉慈覚大師円仁が北向観音堂建設時に好んでこの湯に入っていた安楽寺に安置される樵谷禅師・幼牛禅師の木像(重要文化財)が夜な夜なこの湯に入りに来たため、目玉をくり抜...