雷神

磯城高市

雷丘(奈良県明日香村)

いかづちのおか雄略天皇の近侍・小子部栖軽(廷臣)は、天皇と后のいる寝所に誤って入ったため、雷を捕らえる命を受けた栖軽は丘に落ちてきた雷神を捕らえて天皇に差し出し、天皇は雷神を解放した栖軽の死後、雷を捕らえたとの墓標が丘に立ち、怒った雷神が墓...
峡北峡中

一蓮寺 手形傘(山梨県甲府市)

いちれんじ てがたがさ「雷の手形」として有名一蓮寺の朝比奈和尚が葬儀で読経していると、雷が落ちた雷神は雲から手を伸ばして和尚を捕らえようとしたが、逆に和尚の大力で引きずり下ろされ捕まえられた雷神は詫びを入れて許されたが、字が書けないため、証...
備後

菅霹靂神社(広島県三原市)

すがへきれきじんじゃ川辺臣(廷臣)が軍船建造のために安芸国へ遣わされ、霹靂(雷神)の木を用材に伐ろうとした反対を押し切って伐ると激しい雷雨に襲われたが、川辺臣は剣を天に向かって上げ、雷神が民を傷つけることを戒めた雷神の祟りを怖れた人々が船材...
名古屋

元興寺(愛知県名古屋市中区)

がんごうじ落ちてきた雷(雷神)を助けた農民夫婦が、そのお礼に男児を授かったその子供が、奈良の元興寺で鬼を退治し(化け物退治)、後に道場法師(名僧)となった道場法師はその後生まれ故郷の尾張に戻り、修行を積んだ寺と同じ元興寺を建てた(創建伝説)...
尾張

賀茂神社(愛知県一宮市)

かもじんじゃ雷除けのご利益のある神社とされたが、ある時、社殿に雷が落ちた(神仏の失態)宮司が祭神に願い出ると、祭神(賀茂別雷命)は雷神を呼び出して叱責、腕を斬ったため、雷が落ちることがなくなった『日本の伝説7 愛知の伝説』(角川書店)p.3...
名古屋

氷上姉子神社(愛知県名古屋市緑区)

ひかみあねごじんじゃ熱田神宮の境外摂社で、日本武尊の妃・宮簀媛の父の屋敷跡に媛を祭神として創建された(創建伝説)草薙剣(刀剣)がこの地に祀られていたが、それを御神体として遷して熱田神宮が創建された神社に雷(雷神)が落ちた時、祭神に捕らえられ...
臼杵佐伯

解脱闇寺 雷井戸(大分県津久見市)

げだつあんじ かみなりいど解脱闇寺の境内にある雷と共に天から雷神が落ちてきたが、住職が杖を庭に突き立て、それを支えに天に帰っていった翌日、助けたお礼として境内に湧水が湧いたが、それが雷井戸となったまた住職が突き立てた杖は成長して巨木となった...