飛鉢伝説

能登南

行者ヶ端(石川県七尾市)

ぎょうじゃがはな泰澄の弟子の臥行者(仙人)が寝そべりながら修行をしていた叢林臥行者はこの地から鉢を飛ばして、行き交う船から米を布施として受け取っていた(飛鉢伝説)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.103石川県七尾市 能登島...
金沢

戸室山(石川県金沢市)

とむろやま泰澄(または臥行者:仙人)がこの山から海に向かって鉢を飛ばして喜捨を求めていたある時拒絶した船があり、その船から米俵を始め櫓(船装備)まで根こそぎ鉢と同じようにこの山まで飛ばした(飛鉢伝説)米俵が落ちた場所を俵町、櫓が飛んできた山...
備後

白滝山(広島県尾道市)

しらたきやま法道仙人が開いた山とされる仙人は鉢を飛ばして行き交う船に喜捨を求めたところ、鉢に鰯を入れた船があり、その船は沈んだ(飛鉢伝説)『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.86広島県尾道市 因島重井町
備後

鉢ヶ峰(広島県三原市)

はちがみね法道仙人の弟子の万慶上人が開山した山瀬戸内を通る船に鉢を飛ばして米の喜捨を求め、拒絶されると船を沈めた伝説が残る(飛鉢伝説)『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.84広島県三原市 鉢ヶ峰町
中越

米山(新潟県柏崎市)

よねやまかつて泰澄と沙弥という2人の僧が山頂に庵を結んで修行していた沙弥は術を使って鉢を飛ばし、食べ物などを恵んでもらっていた(飛鉢伝説)ある時出羽の清定の船に米一杯を所望したが、断られたため、術を使って船の米俵を全て山に運ばせた清定が詫び...