さいたま川口

長伝寺 水飲み龍(埼玉県さいたま市中央区)

ちょうでんじ みずのみりゅう長伝寺の本堂の欄間(建具)にある龍の彫り物(像)は、増水した川の水を飲み、田畑の冠水を防いだ(動く絵や像:人助けの物怪)『日本の伝説18 埼玉の伝説』(角川書店)p.21埼玉県さいたま市中央区 本町東
さいたま川口

国昌寺 開かずの門(埼玉県さいたま市緑区)

こくしょうじ あかずのもん国昌寺の山門には左甚五郎作の龍の彫り物(像)があり、折々抜け出すとされた(動く絵や像)ある時檀家の葬列が門を潜ると棺の中が空になり、龍が喰ったとされたため門を開けることが亡くなった『日本の伝説18 埼玉の伝説』(角...
さいたま川口

大門神社 愛宕神社・釘付の龍(埼玉県さいたま市緑区)

だいもんじんじゃ あたごじんじゃ・くぎづけのりゅう裏にあった池に棲む雌雄の龍がたびたび現れて水害を起こしたため供養を続けたが、効果がなかった通りがかった左甚五郎がそれを聞き、龍の彫り物(像)を作って拝殿に取り付けたさらに頭・胴・尾に五寸釘を...
さいたま川口

三学院 火消しの龍(埼玉県蕨市)

さんがくいん ひけしのりゅう三学院で火事が起こった時、仁王門にあった龍の彫り物(像)の口から水が噴き出して消火した(建物を守る)その頃京都にいた前住職の運敬は「火事」の声を聞いて目を覚まし、水を汲んで消火を祈祷していた『日本の伝説18 埼玉...
さいたま川口

龍燈の池(埼玉県川口市)

りゅうとうのいけ光明皇后の眼病平癒のため武蔵国を訪れた行基が、池に松明(灯火)を掲げた龍を見つけて、薬師堂を建てた皇后の眼病が治った代わりに、池に棲む魚は全て片目となってしまった(片目の魚)『日本の伝説18 埼玉の伝説』(角川書店)p.12...
西毛

蛇宮神社 龍の爪かき石(群馬県富岡市)

じゃぐうじんじゃ りゅうのつめかきいし鏑川に棲み着いた白蛇が龍となって昇天する際に、後ろ脚で蹴った痕が残る石その後、神として祀って欲しいと慈眼法師に夢告して祀られるようになった(創建伝説)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.125...
西毛

興禅寺 白龍の井戸(群馬県高崎市)

こうぜんじ はくりゅうのいど開山の際、泉から白龍が現れて「寺を興せ」と言って昇天した(創建伝説)高崎城内にあった時、棲み着いた龍が美女に化けて若侍をたぶらかしたが、念仏を唱えると美女は消えた現在地に移転後も井戸の底に龍は棲み続け、大火事の際...
中毛

雙林寺 龍神水(群馬県渋川市)

そうりんじ りゅうじんすい雙林寺七不思議の1つ開山の月江禅師(名僧)の徳を慕った龍が湧き出させた湧水寺に在籍する者の人数に応じて水の出る量が増減した“蛇頭水”とも呼ばれる『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.91日本伝承大鑑:群馬県...
北毛

龍燈の松(群馬県長野原町)

りゅうとうのまつ永禄年間(1558~1570年)に常林寺を再興することとなったが、人手が集まらず工事が難渋した(創建伝説)その時近くの松の木に1匹の白龍がとぐろを巻き、毎夜鱗から怪光を発したため、昼夜兼行で完成することが出来た『日本の伝説2...
北毛

三峰沼(群馬県みなかみ町)

みつみねぬま利根郡司・波多野経家(地方豪族)の娘の妙姫(姫君)が、夜な夜な通ってくる者のために病床に就いていた(異類婚姻譚)この地を立ち寄った緒方三郎惟栄(源平の武将)がそれを聞き、郡司の家に来たあやかしを斬った(化け物退治)翌朝血痕をたど...