かさのつじじぞう
- 桜井康成という武士(武人)は狩り好きで、母親は常にその殺生を戒めていた
- ある時康成は、猪の皮を被って戒めようとした母を誤って射殺してしまい、仏門に入った(因果応報譚)
- 康成は郡山の矢田寺の地蔵菩薩を日参していたが、夢で地蔵から「笠(雨具)が置かれた場所に地蔵を祀れ」と夢告を受けた
- 翌日家の近くに笠を見つけると、そこに堂を建てて地蔵を祀った(創建伝説)
『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.130
奈良県五條市 今井

『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.130
奈良県五條市 今井