北総

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松虫寺 お杖銀杏(千葉県印西市)

まつむしでら おつえいちょう病気平癒した松虫姫(不破内親王)が都に戻る折、来るときに使っていた杖を地面に挿して帰った春になって杖は芽吹き、その後立派な銀杏の木となった枝から垂れている乳枝を煎じて飲むと、乳の出が良くなる(授乳の俗信)『日本の...
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松虫寺(千葉県印西市)

まつむしでら不治の病の松虫姫(不破内親王)は病を治すお告げを聞いて、行基と共に下総国へ向かった(貴種流離譚)薬師堂に籠もった姫は、満願の日に病が治り、都へ戻った感激した父の聖武天皇は行基に命じて7体の薬師仏を造らせて寺を建立、後に姫の死後に...
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戸崎観音堂(千葉県印西市)

とざきかんのんどう金売り吉次の守り本尊である十一面観音像(仏像)を祀る境内に吉次兄弟の墓とされる板碑がある『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.34千葉県印西市 中根
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吉次沼(千葉県印西市)

きちじぬま金売り吉次兄弟がこの地を通りがかった時、荒神左近という盗賊が兄弟を殺して金品を奪った吉次兄弟の墓があったが、宝永元年(1704年)の洪水で流され、その一帯は沼になってしまったため名がついた(地名の由来)『日本の伝説6 房総の伝説』...
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竜腹寺(千葉県印西市)

りゅうふくじ印旛沼に龍が棲んでいたが、旱魃で苦しむ民を見て、龍王に逆らって雨を降らせようとして殺された(雨乞い伝説:人助けの物怪)龍の身体は頭・胴・尾の3つに切られ、空から落ちてきた村人はそれぞれの部分を丁重に葬り、龍角寺・竜腹寺・龍尾寺を...
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▲子者清水(千葉県栄町)

こはしみず岩屋古墳の崖下の民家にある湧水自分の稼ぎで父親に酒を飲ませていた息子(孝子)が、ある時稼ぎが少なかったため、近所の水を汲んで飲ませた水を飲んだ父親は「旨い酒だ」と言って喜んだが、息子が飲むとただの水であった(子は清水)『日本の伝説...
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岩屋古墳(千葉県栄町)

いわやこふん隠れ座頭という妖怪(化け物)が棲み着いており、膳や椀を必要なだけ貸していたある時村の者がそれを返さなかったので、それ以来いくら頼んでも貸さなくなった(椀貸伝説)返さなかった膳椀一式(食器)が龍角寺にある『日本の伝説6 房総の伝説...
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龍角寺(千葉県栄町)

りゅうかくじ印旛沼に龍が棲んでいたが、旱魃で苦しむ民を見て、龍王に逆らって雨を降らせようとして殺された(雨乞い伝説:人助けの物怪)龍の身体は頭・胴・尾の3つに切られ、空から落ちてきた村人はそれぞれの部分を丁重に葬り、龍角寺・竜腹寺・龍尾寺を...
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月影の井(千葉県印西市)

つきかげのい鎌倉「星影の井」、二本松「日影の井」と並ぶ日本三井とされる領主の大菅豊後守(地方豪族)が行水場として使っていた『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.29千葉県印西市 浦部
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泉倉寺 延命地蔵(千葉県印西市)

せんぞうじ えんめいじぞう井伊家(大名)より寄進された地蔵雨乞いの霊験あらたかであるとされ、雨乞い地蔵と呼ばれる(祈雨)『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.28千葉県印西市 和泉